かつて銀昆で…

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

思い出

2021-11-17 21:38:43 | 日記

2000年から2001年に年代が変わるのは、

20世紀から21世紀になるということで、

世紀を超えた対談が法隆寺と唐招提寺でおこなわれた。

瀬戸内寂聴さんと五木寛之さんの顔合わせだ。

 

秋の日、生憎の雨。

法隆寺の石畳を歩きながら寂聴さんが、

「今から一瞬だけ雨を止ませましょうね~」

と、おれの顔を見て言った。

ふざけているのでも真剣でもない表情。

つまり、普通の雰囲気なのだ。

 

おれは、寂聴さんの持っている傘を持った。

彼女にうながされてのことだ。

両手が空いた寂聴さんは印を結ぶようにして、

「えい!えい!」と叫んだ。

「はい。おしまい。これで少しはマシになるわよ」

そういって傘を持った。

 

・・・・・・数分後、雨が切れた。

その間を縫って、法隆寺石畳を歩く場面を撮影した。

「ね?」と、顔が笑っていた。

 

そんな思い出のある瀬戸内寂聴さん。

享年九九。

 

「一人を慎む」という言葉を今東光から贈られた。

その言葉の持つものを今、思う。


アナフィラキシー・ショック

2021-11-09 16:07:42 | 日記

浜崎あゆみさんが、アナフィラキシー・ショックでコンサートを中止したというニュースが出ていた。

このアレルギー反応は、おれにとっても身近なものだ。とりわけ、今回の新型コロナウィルスのワクチン接種に関して、アナフィラキシー・ショックの症状が障害となって、おれは未だに接種できていない。すくなくとも3人の医師に「重度の日本蕎麦アレルギーで、アナフィラキシー・ショックを起こし、これまで10回程度発症し、その都度救急病院でアドレナリンを接種している」という話をすると、全員が「コロナワクチン接種はやめておくべき」「ワクチン成分が不明なので進められない」という返事。大阪府と市が開いている新型コロナワクチン接種の相談窓口で訊いても、「判断はできないので、もうしばらく様子を見て」と言われた。飲み薬のワクチンが出てくれば、成分もはっきりするから、そこに蕎麦アレルギーを誘発する物質がなければ服用できるということになる。待つしかない。

浜崎あゆみさんが食物アレルギーでアナフィラキシー・ショックを発症したのかどうかはわからない。脚を骨折していたとの情報もあるから、鎮痛のために服用した薬剤か注射によるものと想像できる。

アナフィラキシー・ショックの症状は日本蕎麦、ピーナッツ、甲殻類によるものが強く、呼吸困難、血圧低下、意識低下などを引き起こす。その他の食物でもなる。おれの友人には、リンゴや梨で痒みを伴うアレルギー反応を示す者もいて、最初聴いたとき「リンゴや梨とは……」と唖然とした。気の毒である。

おれの家族にアレルギー体質の者はいないはずで、妹が花粉症かもしれない程度だ。父母も食物アレルギーはなく、おれだけが日本蕎麦アレルギーになった。その原因を母は、「お前を妊娠中、朝昼晩と蕎麦を食べたから」などといって謝っていたのだが、三食とも蕎麦を食べ続けるのは大袈裟だし、もし仮に日本蕎麦をよく食べていたことでおれが蕎麦アレルギーになったというのなら、そのエビデンス(科学的証明)を見てみたい。

まあ、おれが皮膚科かどこかでしっかりと調べてみればいいのだが、日本蕎麦を食べなければ問題ないのならばと……そのままにしてきた。だが、蕎麦粉を使った料理が健康食だと言われ、蕎麦茶などが普通に出てくる状況はなかなか厳しい。フランスのガレットやロシアの蕎麦パン(最後におれがアナフィラキシー・ショックになったのは、京都四条のキエフで食べた黒パン、ライ麦で作られたパンだと安心してい食べたら、実は蕎麦粉を使ったパンだったという話)などがある。海外旅行はもうしないだろうけど、日本のレストランなどで普通に出てきたらどうしようもない。

最近は注意書きを添えているところが増えてはきているけれど。とにかく気をつけよう。