今朝も4:30ウォーキングスタート! 16° 強風
昨日とはうって変わっての快晴でしたが風が強くて大変でした。
それでも昨日歩けなかった分、強風と戦いながら頑張って歩きました(笑)
継続は力なり! 8490歩 6.70km 355kcal 70分
さて今日は読書ブログです。
最近読んだ本【赤と青のガウン】オックスフォード留学記
彬子女王 〈PHP文庫〉
本書は2001年9月から1年間、そして2004年9月から5年間の英国オックスフォード大学に
留学し女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下の留学記です。
彬子女王殿下は2012年に薨去された「ヒゲの殿下」寛仁親王殿下の第一女子。
初めて側衛なしで街を歩いた時の感想。大学のオリエンテーリングで飛び交う英語が
まったく聴き取れず部屋に逃げ帰った話。指導教授になってくれたコレッジ学長先生の
猛烈なしごきに耐える毎日。親しくなった学友たちとの心温まる交流。
格安航空で移動して郊外の空港で外交パスポートを出して怪しまれた話や
調査旅行で列車を乗り間違えた話など涙と笑いの留学生活を正直に綴られた25編。
月刊誌「Voice」に2012年4月号から2014年5月号に連載されたものに加筆を得て再編集。
2015年1月に単行本として刊行。2024年4月に文庫化
昨年(2023年)ある読者のTwitter(現X)への「プリンセスの日常がおもしろすぎる」
という投稿がバズり話題になっているとネットの記事でみました。
私もぜひ読んでみたいと思い探したのですが書店の店頭はもとよりAmazonなどの
ネット通販でももう販売されておらず残念に思っていたところ今年の4月に
待望の文庫化になり即購入しました。この文庫版のあとがきにも書かれていますが
昨年のこのTwitterでのバズりがきっかけになり文庫化が決定したそうです。
この投稿には3万以上の「いいね」がついたそうで凄いなぁ~と思いました。
さて本書を読んでの感想はまず一言、めちゃめちゃ面白かったです。
それは「生まれて初めて一人で街を歩いたのは日本ではなくオックスフォードだった」
という一文にあるように幼い頃から常に側衛に守られての行動が当たり前だったと
いうように私達一般人では体験すべきもないプリンセスの日常を垣間見ることが
出来たというのもありますが「博士論文性胃炎」とご自分で名づけられた
ストレス性胃炎に悩まされながらも食べることと寝ること以外すべて論文作成に
費やされた過酷な日々のことや日本人にはありがちなことですが英国で彬子女王は
幼くみられ(当時27歳の)年相応にみられずスーパーマーケットでワインを
買おうとしたら身分証明書の提示を求められたので生年月日が掲載されている
国際学生証を見せたら信用されずに売ってもらえずふつふつと沸く怒りを抑えながら
近くにある同系列のスーパーにいったら年齢を聞かれ27歳と答えたら「OK!」といって
あっさり売ってもらえたという面白エピソードなど日々の心情を素直に綴られている
ところに親近感をもち共感もしました。そしてなんといっても文章が読みやすいです。
博士論文のための研究の内容も詳しくかつとても分かりやすく書かれていて
とにかく読みやすく面白くてページをめくる手が止まらず約400p一気読みでした。
各章の目次がすべて「四字熟語」で書かれていたのも良かったですね。
四字熟語の意味を知ると書かれている内容が想像できるのも洒落ています。
タイトル「赤と青のガウン」に込められた強い決意と亡くなられたお父様、
寛仁親王殿下との思い出の話は感動しました。ぜひお薦めです。(^_^)v
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