泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

桜 満開

2021-03-29 19:59:40 | フォトエッセイ
 今日の午前中、原稿を提出してきました。
 近くの郵便局まで歩いて、簡易書留で。
 帰りに、近くの神社に寄り、桜を愛でる。
 いつもは無料で拝ませてもらっているけど、今日は賽銭箱に小銭を投入。
 百円かなと思ったけど、税込で百十円にした。
 願うことは日替わりだけど、今日は一つ。
「すばる文学賞受賞」
 最後の最後まで、手入れに余念がなかった。
 提出前に読んでくれた人たちの反応は、ほぼ全て生かすことができた。
 こんなこと、今までなかった。

 この1週間くらい、胸が高鳴ってしょうがない。
 こんなにドキドキしたのはいつ以来だろう?

 今年はゆっくりと桜が咲いた。
 その足取りと、わたしの原稿の仕上がりも並走した。
 十分に堪能した。
 桜の開花準備の一年間を感じ取ることもできた。
 花に、ぽっと出なんてないから。

 封筒に閉じ込めた登場人物たちがワクワクしているのを感じた。
 どんな人たちに会えるのかなー、と。
 そのとき、これでよかったんだなと思えた。
 手放すときが来たのだと。
 よくやった。
 悔いはない。
 こんなにも自分をドキドキさせてくれる小説に感謝。

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