窯元日記復活

奈良県産業共励会70年の歩みから

ちょっとだらだら書いていますので、適当にお読みください・・・。




昭和59年に出された冊子『奈良県産業共励会70年の歩み』に資料として昭和2年1月現在の〈奈良県商品陳列所出品人名簿〉が収録されている。第1室は32件。角細工、奈良人形、絵葉書、玩具、アンチモニー、打刃物など。ちょって工芸でお名前を挙げてみる。角細工として雑司町一貫堂、一角堂、東栄堂。奈良人形として中清水町木島良宗、上三条町神箸東林、北天満町大林杜寿、奥芝町寺瀬三楽、雑司町瀬谷梅源、鍋屋町竹林履仲斎、上三条町染川宗進、本子守町中辻東園、雑司町今西杏林、押上町熊谷笠山、上高畑町中村三友など。打刃物では雑司町小鍛冶宗一など。第2室では大和絣、メリヤス、蚊帳、麻布、扇子団扇など25件。麻布蚊帳では井上町勝村商店、扇子団扇では中新屋町吉扇堂、下三条町氷室省三郎、上三条町池田栄三郎、北向町木村重治郎など。第3室は参考品見本品ノ内外国製品。54件。膠、金剛砂、下駄表、鼻緒。第4室には奈良漆器、筆、墨、朱、絵具、クレイヨン、石鹼など35件。奈良漆器では中新屋町集古堂、橋本町石田東雲堂、餅飯殿町大美堂森田米次郎、餅飯殿町太田大化堂、西寺林町大西勇斎、東向町青紫園本田正人、乾漆南半田町堀川松徳、吉野漆器として吉野郡下市町吉田屋。下市町竹村丑太郎。墨では古梅園、玄林堂、精昇堂・・10件。筆では餅飯殿町あかしや南半田町辰巳堂など5件。第5室は陶器、木竹工、吉野葛、菓子、家具など52件。赤膚焼では生駒郡都跡村石川白斎と都跡村古瀬堯三の2件。春日杉細工角振町高古堂、木地細工では青紫園、雑司町山下秀松、茶筌では生駒郡北倭村谷村七五三松、谷村丹後など4件。竹器としても久保鶴松ほか13件。あられ酒福智院町小川又兵衛、大仏餅春日野町柳沢キヨ。吉野葛宇陀郡松山町黒川重太郎、森野藤助など。
名簿を見ても面白い・・。


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