窯元日記復活

石黒宗麿陶片のサイトがちょっとおもしろい。

京都国立近代美術館「エデュケーショナル・スタディズ02:中村裕太 ツボ_ノ_ナカ_ハ_ナンダロナ?」石黒宗麿陶片のサイトがちょっとおもしろい。→https://www.momak.go.jp/senses/abc/ishiguro/ 

京都国立近代美術館のサイトから
「館では、見える・見えないに関わらず誰もが楽しめる作品鑑賞のあり方を探る「感覚をひらく―新たな美術鑑賞プログラム創造推進事業」を行っています。2020年度より、作家(Artist)、視覚障害のある方(Blind)、学芸員(Curator)がそれぞれの専門性や感性を生かし、さまざまな感覚をつかう鑑賞方法を創造する「ABCプロジェクト」を立ち上げました。今年度は、当館所蔵の石黒宗麿《壺「晩秋」》の新たな鑑賞方法を探っていくためにABCが協働しています。
 石黒宗麿(1893-1968)は、1936年に京都市左京区八瀬に「八瀬陶窯」を築窯し、晩年までこの地を拠点に陶器作りを続けてきました。石黒は、1955年に鉄釉陶器の技法による重要無形文化財保持者(人間国宝)として認定されたことを機に、中国や朝鮮の古陶磁を逐った近代的な個人作家として紹介されてきました。ところが、石黒の手によってこの土地に捨て去られた陶片からは、陶器作りに苦心する新たな一面を見出すことができます。
 本プロジェクトは、陶片を発掘することから始まり、中村裕太は陶片の研究とその制作、安原理恵は陶片を触察し言葉にすることで、石黒の陶器作りを解きほぐしてきました。さらに、それらの考察をもとに、学芸員は当館のコレクションとのつながりを再構築してきました。今回のエデュケーショナル・スタディズでは、来場者が手や耳の感覚を研ぎ澄ませ、壺のなかに入ったひとつひとつの陶片に触れたり、八瀬での陶片を介した対話の様子を垣間見ることをとおして、《壺「晩秋」》の新たな鑑賞方法を探っていきます。またウェブサイトでは、石黒の陶片をABCそれぞれの視点から紐解いた「ABCコレクション・データベース 石黒宗麿陶片集」を公開しています。
(特別協力:京都精華大学伝統産業イノベーションセンター)」



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