さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

外泊

2019-05-04 10:50:23 | 障がい者、介護

昨年の昨日、父親の1回目の心配停止から1年経ちました。
父を夜中じゅう救急病棟の待ち合い室で心配し、綺麗な五月晴れの早朝を病院の外で眺めてました。

両親の中でも私は、父親には、申し訳ないけど母親の存在の方が特別です。
お母さんのお腹で過ごした時間があるからか、母の苦労を見て育ったからかもしれません。


2日前に外泊の許可を頂き篠山の家に連れて帰りました。
夜中、30分から1時間おきの排泄で眠れず、母が楽しみしているドライブの為に
早朝からお弁当を作りました。
県立但馬牧場公園を訪れ、子どもさん達に混じって家族みんなでお弁当を食べました。

息子が小さい頃、父親と母親も連れて毎年宝塚ファミリーランドにお弁当を持って行きました。
父親は、このときが一番楽しかったようで、亡くなる数日前に「ひろくんが宝塚で待っているから仕度する」と言ってました。
そのころ以来のお弁当持ちでのお出かけに
母は、「外で食べると美味しい」とよろこびました。
病院に送り届け、前日からの介護疲れも忘れ、
自宅のベットに母がいない風景が何とも寂しく感じました。