さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

大山へ行きました。

2019-05-27 08:58:49 | 障がい者、介護
週末の母の外泊の初日に日帰りで鳥取県の大山(だいせん)まで思いきって行きました。

いつも血糖値を測定し食べ物に気をつけて来ていましたが、
先生の配慮でご馳走を沢山食べて来なさいとのことで
今回は、血糖値の測定は無しで外泊になりました。

最初の計画は、近場の出石(いずし)でのお蕎麦でしたが、
どうせなら遠出をして楽しんでもらおうとサプライズで行き先を変更しました。

強行軍な車移動でしたが、
もともと旅行好きな母は、色々な景色や買い物の楽しみを味わえる事が出来ました。
何より、驚いたのは、牧場のミルクとシュークリームを一瞬で食べてしまった事。
昨日まで一口、二口程度しか本人は、食べれない、見るのも嫌だと言っていたのに、
昼は、お刺身を美味しそうにぱくり。
シュークリームに関しては、私と息子が食べようとして母を見たら
お皿のシュークリームは、すでになくなっていて後で嘔吐するんじゃないかと心配したほどです。
嘔吐や血糖値の事を気にして食べれないじゃなくて食べようとしなかったのかなと思いました。

本人の体調を思うと本当は、安静に過ごす事を選ぶほうが安全なのかも知れません。
母の生きようとする気持ちを延ばせる方法が楽しいことであるのならと思い
私達は、あえて外に出かける事を選びました。
間違ってこの行動が母の命を縮めてしまっているのかも知れませんが、
楽しいと思ってもらえる気持ちを優先にしました。
外泊から病棟に戻り発熱しましたが朝には平熱になり嘔吐もありませんでした。

今度の外泊の目標は、母の希望で京都の美山とうちの近所での蛍観賞です。
病院で一人で動く事が難しく、病棟がら特にリハビリはなく、膝に痛みがありほとんど歩けなくなっているので、
せめて車と車いすに乗れるようにベットサイド座っての軽く足の運動をする事を外泊日まで母の宿題にしました。
筋力の衰えは、本当に凄いスピードで進みます。
毎週落ちて行く母の筋力に外出、外泊もいつまで実現してあげられるのかと思ってしまいます。