以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

臭いけどつかりたい温泉

2011年01月25日 | 日記
旅から帰ってきました。

ボリビア国内を満喫!そして、仲間のよさをあらためて感じた旅でした。

仲間に感謝。出会いに感謝。

ちょいと、旅日記を。

まずは、チャキ温泉。銀山の町ポトシから、1時間半。

                  

                  ボリビアに天然温泉なんて!!ワクワク!!

                  
                  温泉というより、プールっぽい?

地元のボリビア人で、かなり賑わっていました。

水着に着替えて、温泉に近づいたその時・・・!!

臭い・・・臭い・・・う○こ臭い。鼻が曲がる~。

ここは、トイレかってくらい臭すぎました。

日本のように、毎日殺菌したり掃除したり、そんなものするわけないですよね。

でも、入ってみるとすごく温かくて、久々にお湯につかれて、幸せでした。

                   
                   温泉水を使って、洗濯する人々。

                   
                   標高4000mなら、乾きもバツグン!

                   

                   
                   チャキ温泉は、地元の人の憩いの場でした。               

ohタリハ!

2011年01月21日 | 日記
現在、旅を続けています。

バスに乗ること、14時間半…。山々を越え、夜中にいくつものイナズマを見ながら、

なんだか魔王の館に行くような、そんな気分のバスの旅。
                
あいにくの大雨だったけど、時間をかけて、人々の暮らしを垣間見る旅は、最高。

途中で乗ってきたチョリータさんは、通路で寝るし、このガタガタ道の中、本当にたくまし

すぎます。
                 
                 ワインの町、タリハに着きました。

                 
                 このチーズケーキ、最高!

夜は、隊員仲間と久しぶりの再会!食事をしながら、楽しい夜を過ごしました。

ここタリハは、ワインが本当に美味しい。アルゼンチンにも近いので、中心部は、ちょっと

ヨーロッパな雰囲気も漂っています。

今日は、ワイナリーに行ってきます!!

ボリビア版ジェラシックパーク

2011年01月14日 | 日記
                 
                 ガオーー。肉食ティラノサウルスのおでましだーい。

                 
                 なーんと、天空に近いジェラシックパークがあるんです。

                 
                 ここの見所は、この恐竜の足跡!!分かりますか?
                 
                 右側に足跡が続いているのが見えます。

                 
                 お隣のセメント工場の敷地内で、土を掘っていたところ、
                 発見されたそうです。
                 
                 
                 まだまだ多くの足跡が残されていました。
                
                 
                 下にいる人と比べてみると…想像を絶する大きさです。

                 
                 亀の祖先は、そのまんまですね。

恐竜って、未知の世界だと思っていたけど、足跡を間近で見ると、ワクワクしますね。            

ボリビアゆらゆら

2011年01月10日 | 日記
ボリビアのバスでは、のんびり豊かな時間が流れる。

                  

チョリータさんは、やっぱりたくましい。

重い荷物を背負って、土まみれになったサンダルで、力強く歩く。

                  

                  高地は雲が近い。土壁の家々がぽつんぽつんと建つ。

                  
                  天然ガスを運ぶパイプが、山々を通る。

バスにゆらゆら揺られて・・・

                  
                  かわいい帽子をかぶったおばあちゃんも 

                  

                  おばちゃんも子どもも爆睡。
         
風景と共に人々もボリビアタイムが流れています。  

自宅待機、解除

2011年01月02日 | 日記
本日、自宅待機、国内外移動禁止が解除されました。

大統領が、31日夜、ガソリンの値上げを撤廃したそうです。

完全に大統領に振り回された形ですが、とりあえず自由に動けるようになったのは、幸せ

なことです。

今回、国民の反発がかなり大きかったようで、警官とデモ隊の衝突で、負傷者も出ていま

す。そのことは予想できていたはずなのに、突然ガソリンを平均70%以上も値上げする大

統領令を出すとは、どうなんでしょう。



ともあれ、ぐっすり寝たら、お腹の調子もよくなり、さわやかな元日を迎えました。

ボリビアの年末年始は、とにかく花火とダンスで盛り上がります。

音楽をガンガンかけてお祝いしています。

日本のような、除夜の鐘、雪がしんしんと降るなんて言葉はありませんね。

にぎやかな年越しは、楽天的なよさもありますが、同時に、日本の年越しのよさも感じま

す。世界に出ると、日本の気づかなかったことがたくさん見えてきます。

日本の言葉には、風情があります。「雪が降る」はスペイン語になおせますが、

「雪がしんしんと降る」の「しんしん」という擬音は、「静かに」というような言葉でなお

せるけれども、日本のような情景を浮かべることはできません。

あたりがひっそりと静まりかえっているようすなんて、にぎやかなラテンの国ではちょっと

理解できませんね。日本独自の、あたたかい言葉です。



日本の言葉は、優しく、そしてあたたかい。

私たちの名前にも、あたたかい意味がこめられています。

こちらの国では、名前に意味をこめてつけるというのは、ありません。

たとえば、海人くんなら、海のような大きな人になってほしいという意味をこめて、名前を

つけますよね。

でもこちらは、音がかわいいからとか、呼びやすいからとかいう理由が多いです。

中には、マリアのような人になってほしいからという願いを込めてつけることもあります

が、日本ほど、名前に意味を持っていません。

そんな中で、漢字、ひらがな、カタカナをもっている日本の言葉は、やっぱり面白い。

学校の子どもたちによく、名前を日本語で書いてと頼まれます。

そんなとき私は、当て字のように漢字では書きません。カタカナで書きます。

それは、漢字の持っている意味が違うからです。

ある先輩の先生が、「漢字は意味の語」と教えてくれました。親の願いが込められているか

らこそ、その漢字が名前に付けられたのだと思います。



同時に、他の言語を勉強する面白さは、コミュニケーションが広がることです。

言葉は、使うことで生きてきます。

でも、語学ができる人はコミュニケーション上手かといったらそうでもありません。

語学力だけで判断できるものでもありません。

コミュニケーションは、表情や相づちが、相手に与える印象がとても大きいのです。

私は語学がまだまだなので、表情、相づちであらわすことを、自然と意識しています。

それに、頼ってもいけないんですけどねー。

コミュニケーションが広がると、その人の想いが分かったり、打ち解けたり、自分自身も、

ちょっと積極的になった気がします。

日本の国語のように、「読む、書く、話す」のバランスは、他言語でも改めて大事だと感じ

ます。



先日の旅で、ある日本人のシニアの方に出会いました。

その方は、上の立場も現場の立場も両方経験されてきて、やっぱり現場がいいと、今は果樹

栽培の技術を、ボリビアの現場で伝えています。国際協力で尊敬すべき働きをされている方

は、常に現代の日本を憂い、常に日本に希望を持っています。

自分の住む島の活性化、子どもたちに経験を通して育てる自然学校の構想、とっても刺激に

なるお話を聞かせていただきました。

海外の日本人、元気です!!

さぁ、今年も希望をもって、日々前進!!