以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

あるコトバ

2010年07月26日 | 日記
部屋の整理をしていたら、ボランティアスピリット意見交換会のプリントが出てきました。
これは、訓練所でボランティアに参加した動機などをグループで話し合う会でした。その中で、ある隊員の人がこんな言葉を紹介してくれました。深く心に残ったのでプリントに書き留めていました。

人々のところへ行きなさい

ともに暮らしなさい
    
そして学び

愛する

みんなが知っていることから始めなさい

みんなが持っているものの上にこそ

新しいものをうちたてられる

やるべきことが全て終わり

仕事がなしとげられたとき

「これは自分がやったんだ」とみんなが言えたら

そこにいたあなたはよいリーダーだったかもしれない    

すいません、読み人知らずです。知っていた方いたら、教えてください。確かこの人、農業に従事した人だったと思います。宮沢賢治みたいですね。

私はなぜここにいるのかと考えたときに、やっぱり貧しい人々のために役に立ちたいと思ったからです。そして、特に、子ども達の笑顔を増やすためにここにいます。

学ぶって楽しい!そう思う子が一人でも増えるように。

それ一緒にやってみようか!そう思える先生が一人でも増えるように。

初心忘れるべからず。新たな気持ちでがんばります。

協力隊の仲間たち

2010年07月23日 | 日記
語学で一緒にがんばった協力隊22年度1次隊ボリビア組の仲間たち。
写真を、Facebookにのせています。
サンタクルスなつかしいなぁ~。暖かかったなぁ~。
みんなそれぞれの任地で、きっとがんばっていると思います!

Muchas gracias mis companeros!! ありがとう私の仲間たち!!

写真

寒さで・・

2010年07月21日 | 日記
日本は、夏休みに入りましたか?
こちらは、寒さで学校が来週の月曜までお休みになりました。
ボリビアは20年来の寒さで、死んでいる人もけっこういるようです。
通りを歩いていると、道ばたに座っている家族たちは、大丈夫かなと心配になります。
寒い中、公園で靴磨きをしている子どもがいる一方で、文房具やかばんもちゃんとそろって髪の毛もポマードのようなもので固めて学校に来ている子どももいて、貧富の差はかなりあります。

以前インドに行ったとき、お金じゃなくて、遊んだり折り紙で作ったもので気持ちをあげようと決めていたけれど、今は革靴にはき替えて磨いてもらったり、道で売っているものを買ったほうが、よっぽどこの子達の命につながるような気がして、そうしています。

この国は、天然資源が豊富だけれど、それを発掘する技術がないため、外国の企業が目をつけ、権利を買い、多額の利益は外国に流れています。子ども達みんなが教育を受けられるようになって、技術を身につけたり自分の進路を決められるようになればいいのにと感じます。
でも、この国はとっても素敵です。国の正式名称は、ボリビア多民族国。時に喧嘩もありますが、多くの民族が、一つの国に暮らしています。スペインによる植民地の時代もあったため、混血の人や、先住民の人たちもいます。先住民の人たちの中でも、チョリータと呼ばれる女の人たちは、自分たちの文化を主張しているかのように、この青い空にカラフルな衣装が映え、とても素敵です。先住民の文化はまだまだ、これから勉強していきたいと思います。現在の大統領、モラレス大統領も、先住民です。みんなが共存することって問題がたくさんあってとても難しいけれど、真面目にやっている人や、子ども達一人ひとりが大切にされる国であってほしいと願います。

最後に、コメントをくださったみなさん、ありがとう!励みになります。

では、今日はスペイン語の勉強に励みます。チャオ!

初仕事

2010年07月16日 | 日記
14日にスクレに着き、今日から初仕事!
スクレは標高2800mだけあって、周りには山々が連なっています。
とっても太陽がまぶしい!そして空が近い!
近くに大学があるので、学生がたくさん住んでいます。私はアパートみたいなところで
部屋が寒くて寒くて、昨日の夜は凍えそうでした。。シャワーは部屋の外にあるので寒くて入れず、朝、なんとか気合いで浴びました。
そして、けっこう孤独。笑
語学研修のときは仲間がいたけど、今は一人。
こうなったら、自分の好きな部屋に変えて、ボリビアの友達いっぱい作るしかない!!
ここに居たら、なんだか強くなれそうです。

さて、今日は先生たちに挨拶をし、1年生のクラスに入りました。すると担任は不在らしく、代理の先生が入り、クラスはガチャガチャしていました。
ケンカして泣いたり、立ち歩いたり。
お菓子を食べていたので、文化が違うと言えども、授業に関係ない!と思い、「今は、勉強に集中して。終わってから返すから」といって、取り上げました。
一年生って最初がすごく肝心なんだよなぁ。困ったナァ。担任じゃないしでしゃばりかなぁと思いながらも、つたないスペイン語で怒ったり、真面目に頑張っている子は思い切り誉めたり。。ちゃんと通じたのか、否か。とても濃い一日でした。

でも、子ども達は無邪気で、とても愛情を求めていて、目がキラキラしていて、大好きです。だから、メリハリをつけてやっていきたいと思います。

気になったことは、学校の校舎がとても古いこと。一年の教室の窓が割れていたけれど、変える気配もないし、子ども達に危険だから近づくなと言うのが、精一杯です。こういうところは、ちゃんとお金を使ってほしいと思いました。
それから、運動場がないので、育ち盛りの子ども達には、ちょっとかわいそうです。体育で思い切り走ったりしたいだろうなぁ。でも、こういう環境の中でできることを見つけていきたいと思います。
今日、ピアニカとリコーダーを持っていったら、大人気でした。「みんな立って!シャキーラ踊ろう!」と言って、♪waca wacaというワールドカップで流れていた曲を思い切り踊りました。日本ではこの曲、有名なのでしょうか。こちらでは、かなり人気の曲です。

こんな感じで、一日目はヘトヘトになってきました。明日から、こんな子ども達にどんな授業が必要か、授業を見ながら考えていきたいと思います。日本のようにはいかない、新たな試練です。でも、急がずリラックスしてやっていきたいと思います。

まだまだ先は長い!

語学研修を終えて・・・

2010年07月12日 | 日記
6月23日にボリビア、サンタクルスに着いてから、2週間。
協力隊の仲間と語学学校に通い、朝から夕方までひたすらスペイン語の勉強に励みました。
今まで自分は先生という仕事をしてきたから、生徒になるのはかなり久しぶり。
分からないことを先生に質問したり、夜遅くまで宿題に追われたり・・。
そして、どうしても日本対パラグアイ戦を観戦したくて、「授業がんばるからお願い見せて!」ってみんなで先生にお願いしたり、レクレーションをお願いする子どもの気持ち、そのまんまでした。
この研修では、毎日文法や会話を練習してきました。そして、ここの3人の先生が大好きになりました。先生たちは、私たちに、クラスでひたすら勉強するだけでなく、ボリビアの文化を紹介してくれたり、時には民族の踊りを教えてくれたり、街の中へ社会科見学に連れて行ってくれたり、自分のお家へ招いてくれたりしました。
教育で大事なことは、やっぱり生徒と正面から向き合って、全体で付き合うことだと感じました。そして、一緒に楽しんだり、時には意見をぶつけあったりすること。ほんの2週間だったけれど、中身の濃い毎日でした。最後のプレゼンテーションは、日本の教育について話しました。去年の6年生の子ども達の写真をパワーポイントで見せながら、どんな学習をしてきたのかを説明しました。最後の日は、なんだか卒業式のようで、テレサという女の先生は泣いていました。それほど、熱い先生がボリビアにもいることが、嬉しかった。
先生たち、本当にありがとう!!

さて、いよいよ来週水曜日から任地へ行きます。
場所は、ここサンタクルスから飛行機で40分くらいのスクレという都市です。
ここより標高が高く、向こうは少し寒いそうなので、体調に気をつけてがんばりたいです。