以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

でんでんでんぐり返り

2010年11月30日 | 日記
今日のバレンティンアベシア小学校。

1年間の支出入報告会がありました。

銀行にいくらお金があって、こんなものに使って、あとこれだけ残ってますよーって分かり

やすく説明していました。お金の管理、透明性は大切ですね。

そしてその後、何もないので帰ってもよかったのですが、

卒業に向けて5年生が合奏をしていたので、鉄琴をちょっと教えてきました。

                 
                   音楽のマリオ先生と子どもたち。

そして目の前で、4年生の子が踊っていました。

男女ペアになって、スキップみたいな簡単な踊りでした。

一人の女の子がペアがいなかったので、簡単な踊りだしできるかなぁと思って、参加。

したのはいいのだけど~・・・

途中で、男子だけでんでんでんぐり返りのパフォーマンスが!

そういうえば、私は男子役だった!

でんぐり返りなんてそんなの朝飯前だけど、マットがなくてコンクリートの上!!

痛いよーー。笑

でも、やったらギャーーって子ども達が喜んでました。

マリオ先生に、「マットはないの?痛いってばー」と言ったら、笑ってごまかしていまし

た。

そんなこんなで1日も終わり。明日と明後日は学校がお休みです。

でっかいメルカドへUSBを探しに行こう。

そして、久々にケイコちゃんにも会いに行こう。

ネットカフェにて

2010年11月29日 | 日記
これまで良好だったネット環境が、悪くなってしまいました。

部屋でネットがつながらないので、WI‐FIカフェに来ています。

昨日の、土曜日。

ボリビア全土の空手の大会がスクレ市であるということで、見に行ってきました。

                  

子ども達、気合い入ってたなぁ。「はじめ!」「警告!」という審判の声が日本語で、親近

感がわきました。日本の空手は、全世界に広がっているんですよね。

そして、夜はシニアボランティアの方の送別会。

唯一スクレで、美味しい日本食を食べさせていただける駆け込み寺。

いつも温かい雰囲気で迎えてくれたご夫妻が、任期を終えてもうすぐ日本へ帰ります。

ちょっと寂しくなりますが、本当にお疲れ様でした。

ご夫妻は、また違う国へボランティアに行くそうです。

たくましいですね。

協力隊は他の国の人だけでなく、世代を超えていろんな日本人の方と出会うことができま

す。

では、ネットがつながることを願って~チャオ。


     動 く

2010年11月27日 | 日記
今日のバレンティンアベシア小学校。

もう子ども達は来ておらず、先生達の話し合いがあった。

学級づくり報告会のような感じで、1年間を通して苦労したことや、子どもの成長などを話

していく。

校長先生は、クラスごとに「よくできる」が何人、「できる」が何人・・・という風に、

テストの点数を読み上げていた。どうやら「よくできる」が多いクラスは、先生の教え

方がいいという考えのようだった。

日本とは評価の仕方が違う。ボリビアは、ペーパーテストだけで評価されてしまう。

考え方とか関心・意欲とか、そういうものは入っていない。

なので、いつか評価の仕方も紹介したいなぁと思っているところだ。



そして、今日。これまで活動してきてとても嬉しかった日。

先生達が感想を言う場面で、2年生の先生達が、「私達は恵子に多くのことを教わった。

とても興味深いし、もっと勉強したい。来年、また知らないことをたくさん教えてほし

い。」と言っていただいた。

嬉しかったなぁ。

本当に、うるっとくるほど嬉しかった。

先生達が、もっと知りたいって思ってくれたことがすごく嬉しかった。

心が動いた。

スペイン語に自信がなかった私。でも相棒の辞書を片手に、毎日指導計画と教材を用意し

た。

教科書のないボリビア。

日本から、算数の教科書を買い、送ってもらった。

日本の教科書は、そのまま使えない。なぜなら、子ども達の積み重ねが違うから。

教科書は、図や絵などを参考にした。特に、1年生はとても役にたった。

学習問題、めあて、考え方、まとめまで板書をしていくと、先生達がメモを取ってくれるよ

うになった。まだまだ、見通しをたてるところまではできないが、絵を使ってあらわした

り、とうもろこしの粒をつかって10のまとまりをつくる活動を取り入れてできるようにな

った。

反復練習のためのフラッシュカード、ヒップホップ風にアレンジしたかけざんの歌も作っ

た。校長も、一緒に教材を作ってくれた。秘書も、スペイン語の言い回しを教えてくれた。

協力者がいたから、自分も協力できる。

国際協力は、自分一人が支援するのではない。

興味を持ってもらって、やっと動きだす。

まだまだ、考え方中心の授業にはほど遠いけれど、数字だけのひたすら問題を解く授業か

ら、話しを聞いて活動して発表することで、子ども達が楽しそうに学習している。

それを先生達が見て、子ども達が変わったと思えたから、興味を持ってもらえたんだと思

う。動機づけ、意欲づけ。

この5ヶ月間の成果。

新学年が始まる1月に、研修会を開くことになった。この前行った、タラブコ村の先生達も

楽しみにしている。

「スペイン語自信ないんです~」なんて言ってられない。

12月の2週間、語学学校に1日3時間通うことにした。

内容をつめて、そこで先生にもスペイン語を手伝ってもらおう。

コケたらコケたでまたやり直せばいい。

それくらいの余裕をもって、いくぞ新年度!

心が動き、人は動く。そして、人々は働く。

お別れ会!?

2010年11月26日 | 日記
最近、ブログをよく更新しています。

日記のような感覚で、今日のことを忘れないようにしたいなと思っているうちに、キーが進

みます。

ちょっと余裕が出てきたってことかな?

もうすぐ、ボリビアの学校も終わります。12月なのに、夏休み突入。

時差ボケならぬ、季節ボケ。ちょっと変な感じです。

私の任地は高地なので、いつでも「秋ときどき冬」

季節の移り変わりはあまり感じません。

日本は、四季があって素敵ですよね。京都の、秋の紅葉を思い出します。

去年の今頃は、そろそろ成績づけに追われる時期。そして思い出づくりに、クラスのレクレ

ーションもいっぱい入れていたっけ。

卒業生から、近状報告のメールが来るととても嬉しいです。

中学校で頑張っている姿を思い浮かべ、私も負けないぞ~と思わせてくれます。

彼らが中学3年生になる頃、再会するのが楽しみです。大人だけど、成長した自分で子ども

達に会いたいな。

さて、今日のバレンティンアベシア小学校。

授業はなく、4、5年生が集まって、記念写真やダンスを踊っていました。

女の子は恥ずかしくて踊っていなかったのですが、男の子たちが、アルゼンチンのヒップホ

ップ音楽にあわせて、ノリノリで踊っていました。

体に刻み込まれたリズム感とでも言うのでしょうか。

クラブでもう踊れるんじゃないかというような、キレ味抜群のダンスでした。

この国で、ダンスが上手い人がかっこいいというのは、なんだかうなずけます。

その後、みんなでごはんを食べました。外に机を出して、「いただきまーす」や「5年生、

卒業おめでとう」なんて呼びかけものは一切なく、ひたすら食べる食べる・・・。

きっと日本なら、茶話会という名で、実行委員がいて司会がいて・・・なんだろうけれ

どなぁ。「食べにきただけやん!」ってつっこみたくなりました。

そして、みんなで「さようなら~」もなしに、食べた人からそれぞれ帰っていきました。

味気ないなぁ。

食べ終わったのは、料理が届くのが遅くて、もう5時を回っていました。

そして、次に先生達の食事会。

料理が足りなかったらしく、6時から暗闇の小学校で、みんなでご飯を食べました。

時間が遅くなっても、みんな怒る人はいません。

そういうところが、ボリビア気質だなぁとつくづく感じます。


さて、明日も朝から語学学校です。

私の先生、ルルネスは、子ども3人を女で一つで育てています。

ここボリビアの子ども手当ては、最高200ボリ(約3000円)だそうです。

3人でこの値段じゃ、子どもを育てるのは難しい。

だから、必死に働かなくてはいけません。

それでも、くじけそうなときには、子ども達がいつも励ましてくれるそう。

過去につらい思いをしたようだけど、今の彼女にとって、子どもが生きる原動力になってい

ます。


今日の帰り・・・

5年生の男の子が質問してきました。「先生!息子はいるの?」

「息子がいたら、ボリビアにいないよ」って言ったけれど、不思議な顔をしていました。

ここは、出稼ぎも多い国。子どもを残して、チリやスペインなどに出稼ぎに行く人も多いの

です。

質問した後、男の子は、ポテトチップスをわざわざ売店で買って、私にプレゼントしてくれ

ました。

なんて優しい子なんだろう。

そして私は、出稼ぎに来たと思われているんでしょうか~。

ボリビアに来て

2010年11月25日 | 日記
ボリビア生活、5ヶ月が過ぎました。

あっという間の5ヶ月。

やっと慣れてきた5ヶ月。

悔しい思いもいっぱいしたけれど、嬉しいこともいっぱいあった。

とにかくとにかく、濃~い5ヶ月でした。

今では、ボリビアが大好きです!!

5ヶ月頑張った企画。驚き、桃の木、山椒の木、ボリビア!

よいことも、悪いことも、?なことも・・・30でまとめてみました。

1.タクシーに乗ったとき。目的地についてないのに、「ちょっと待っててね」と、言って  運転手が自分の買い物に行った。待ち続ける私・・・。お客なんて言葉はない。

2.シャキーラのセクシーダンス。かっこいい!ちなみに彼女はコロンビア人だけど、ボリビアでも、有名。

3.どこに行っても、私の顔を見て、「チーナチーナ!」
  
4.どこに行ってもチャイニーズ。日用品を、ほとんど占めている。
  お祭りにて。ちょっとおかしな悟空にドラえもん・・・信じて買うボリビア人。

5.サンファン、オキナワという日系移住区がある。日本米があります。

6.ガスを買うとき、ガス売りトラックの鈴の音に耳をすませて買う。
  日本でいう物干し竿のトラックみたいな感じ。店にもあるが、重くてもてない。

7.冷蔵庫や洗濯機のない生活に、慣れてきた。「牛乳は3日で飲む、肉は食べる分だけ」を守っていれば、お腹を壊すことはない。

8.ボリビア人は、お祭り好き。そして、踊り好き。

9.ボリビア人は、見せかけ上手。

10.休みを前もって知らせてくれない。学校に行ってみると、今日はお休みよ~ってことが3、4回あった。子どもも先生も、「あらそうなの~」と言って帰っていく。だれも怒らない。

11.基本、くよくよしない。

12.都市と田舎の貧富の差が激しい。

13.多民族が共存している。

14.女の人は、編み物など器用な人が多い。

15.女の人のほうが、よく働く。

16.西新商店街リヤカー部隊のような、巨大なメルカドがある。食料が安い。

17.魚になかなかお目にかかれない。

18.鳥の手や豚の顔が、普通に売られている。

19.突然断水になる。

20.リャマやアルパカが、とっても可愛い。

21.ごみをごみ箱に捨てる習慣がない。

22.昔にぎわったんだろうと思わせる健康ランドの日本バスが、よく走っている。

23.スクレの中心地は、世界遺産。白い町並みで統一されている。

24.田舎は、レンガで積み上げられた家。地震がきたら恐ろしい。

25.みんな夕食より、昼食をがっつり食べる。夜は、パン程度。

26.高地の人はあまりお酒をのまない。

27.お水代わりに、老若男女コカコーラ。

28.みんな気軽に笑顔で挨拶。

29.運転免許は2週間で取れるらしい。

30.子ども達の中で、めんこ、ゴム跳びが流行っている。昔の日本みたい?

と、ちょっと並べてみただけで、こんなことが思い浮かびました。


今日から、語学学校に通い始めました。

毎日1時間、勉強してきます。もっと話したい!もっと分かりたい!

あきらめないぞ~!!