以心伝心 from Bolivia

青年海外協力隊として2年間、ボリビアの小学校で活動。

踊りは文化

2011年08月19日 | 日記
              
運動会でソーラン節やエイサーを踊るとき

あまり深く考えたことはなかったが、

外国にいると、日本の文化を大切にしていきたいと改めて感じる

ボリビアの踊りのなかに

アフリカの踊りがある

胸を左右に揺らしながら

「自分たちの誇りを!魂を!」

と語りかけてくるよう

鼓動のようなジャンベの音と、のびのある歌声にのせて

労働力として強制的に連れて来られ

これもまた想像を絶するような過酷な労働だったに違いない

歌や踊りは

ことばなんかよりも

もっと強烈で

人に感じ方を強いない

それぞれの心で

自由に

開放的に

踊りとは生きてきた歴史

踊りとはにんげんの血

迸るエネルギー!!

終戦と移住

2011年08月15日 | 日記
8月15日、終戦。

人の命。それは、世界中のどんなものよりも尊い。

みんなが分かっているはずなのに、失っていつも気づく。

そして気づいたときにはもう遅い。

先日の東日本大震災でも多くの命を失った。

戦争と自然災害の大きな違い。

戦争は、人の手によって阻止することができる。

過去、そしてこれからの未来。

過ちを認め心から反省すること、自分の意見を持つこと、やり直そうと努力す

ることで、人はよい未来を築けると私は信じている。

「日本人は努力家で、人に迷惑をかけない」

先日の大地震で取材を行った外国のメディアは、日本人の姿を見てこう言っ

た。
                              
ここオキナワ移住区には戦後、日本の沖縄から土地を求めて渡った移民が多く

住んでいる。

生きるために、家族のために。

夢や希望を持って。

一からの開拓は、想像を絶する大変な重労働だっただろう。

それでも、日本人同士支えあって生きてきたに違いない。

だから、いまがある。

オキナワ移住区の豊年祭。元来、実りに感謝をするお祭り。

始めて参加させてもらったが、ここは本当に日本の沖縄のよう。

暑い日差しに、開放的な風景。

ソーキそばだって出てきた。

空手の演舞や三線の演奏もあった。日本の伝統的な文化。

しかし、日本の沖縄とひとつ違うこと。

それは、ボリビア人も一緒になって祭りに参加していたこと。

ここで働くシニアの方の話では、普段はいつもボリビア人と共存しているとは

言い難いらしい。きっとそれが現実だろう。

しかし祭りのときには一緒に協力し、文化を交流する。

共生することは、口で言うほど簡単ではない。

でも、一緒になって何かをやろうと手を取り合ったとき、いいところが見え、

嫌なところも分かり、共に認め合う時間が流れ、共に笑いあう瞬間が生まれ

る。
                
BIGINの「かりゆしの夜」にあわせて、エイサーの踊りが始まったとき、

ボリビア人と日本人が一緒に踊っているのを見たとき、

人の無限大の力を感じた。

大切なのは、きっかけをつくること。

「かりゆし」とは沖縄の方言で、「めでたい」という意味。

「ゆいまーる」とは沖縄の方言で、「仲間」という意味。

「もやい」とは沖縄の方言で、「つながり」という意味。

日本の沖縄から海を渡って、ここオキナワにも温かい素敵な言葉がつまってい

る。
                

            花火を見上げて、「たーまやー!」

地平線の先にあるもの

2011年08月08日 | 日記
               
                    
完全にみんながやる気をなくしていた。

校長先生が病気になって、かなり経つ。当分、復帰は厳しいらしい。

先生たちはダラダラ学校に来るし、いつまでもおしゃべりタイム。

私のワークショップも流れ、いつになるのか分からない。

校長は私のカウンターパート。ボランティアの味方であり、活動の理解者。

先生たちももちろん大好きなのだけれど、やっぱり校長の存在は大きい。

ぐだーっとした感じに、みんなで頑張ろうやって言う人もいない。

わたしはこの学校が大好き。でも何だろう、みんなが怖い先生の言うことしか

聞かない生徒みたいに見える。

悪い流れの右にならえみたいな。

神経質な真面目さはなくて、大らかなところはいいところ。

でもさ、楽しようって態度を変えるのは格好悪い。

おまけに、算数の勉強会ももうできないよねって話になっていることを聞かさ

れた。やろうよって、同じ学校の先生には言ったけど、でも誰が仕切るの?っ

て感じだった。

私「仕切ってもらえない?」

同僚「無理。」

終了・・・チーン。

わたしのスペイン語は、ワークショップをやるだけで心臓が飛び出そうなほ

ど。なぜか授業は子ども相手だからいいのだけれど、大人相手は苦手だ。

しかも、ワークショップの言葉は会話言葉と違って難しい。

わたしがスペイン語で先生達を仕切る・・・想像してみる・・・無理だ。

今さらながら、校長の存在の大きさに気づく。

ピンチはチャンスって言葉、あったっけ。

やってきたことはやってきたこととして、少しずつ動いてきたはず。

竜巻のようなマイナススパイラルに呑まれそう。

もう一度外から見直して、気分を新たにしてみたい。

青の青さ

2011年08月07日 | 日記
              

のどかな太陽の島。ボリビアにはないはずの海?

いやいや、これはチチカカ湖。

               

しばしの冬休み。

メッセージを届けに、リフレッシュをしに行ってきまーす。

スタートライン

2011年08月03日 | 日記
              
     馬場俊英さんの歌う「スタートライン」

     くじけそうなときほど遠くを見るんだよ、

     真心がいつか何かに変わるんだよ・・・。

     心に響き、優しい気持ちになれます。

     人生の応援歌。

     youtubeの動画はコチラ。→ スタートラインアコースティックバージョン