「僕の周りの女子達は、恋愛か、ファッションの話がほとんどなのに。
男に興味がないの?理沙さんまさか?違うよね?」
孝志が何を誤解しているのかすぐに察知した理沙は手の平をひらひらとさせて
「何?誤解しないで。私だって付き合いした男性はいたわ。だけど」
「だけど、本当に愛する人に出会わなかった?」
「ううん、そもそも愛って男女の間簡単に使っていいのかと思う」
「根の深い言葉だね。理沙さんは男女の関係をどう表すの?」
「情欲かな」
「情欲?なんか生々しい言葉だね」
「まあ、私の恋愛観を話すと徹夜になりそうだからやめておくわ。
帰りましょう」
孝志は頷き立ち上がり、
「今日会ったこと夏実には内緒にしておいてくれる?
彼女が知るとややこしくなるから」
「そうね。変に誤解されるのも嫌だから」
孝志と理沙は駅の改札口で別れた。
その2人の状況を、
じっと見つめている人物がいることを
その時2人は知らなかった。
続く...
男に興味がないの?理沙さんまさか?違うよね?」
孝志が何を誤解しているのかすぐに察知した理沙は手の平をひらひらとさせて
「何?誤解しないで。私だって付き合いした男性はいたわ。だけど」
「だけど、本当に愛する人に出会わなかった?」
「ううん、そもそも愛って男女の間簡単に使っていいのかと思う」
「根の深い言葉だね。理沙さんは男女の関係をどう表すの?」
「情欲かな」
「情欲?なんか生々しい言葉だね」
「まあ、私の恋愛観を話すと徹夜になりそうだからやめておくわ。
帰りましょう」
孝志は頷き立ち上がり、
「今日会ったこと夏実には内緒にしておいてくれる?
彼女が知るとややこしくなるから」
「そうね。変に誤解されるのも嫌だから」
孝志と理沙は駅の改札口で別れた。
その2人の状況を、
じっと見つめている人物がいることを
その時2人は知らなかった。
続く...