捻じれてしまった大木
比例代表
自民 72⇒59(国民の分+1含む)
立民 39⇒44(国民の分+1含む)
維新 25⇒15
国民 5⇒17(票は20議席分も3議席は候補者不足)
公明 20⇒20 (国民の分+1含む)
れいわ 3⇒9
共産 7⇒7
参政 1⇒3
保守 0⇒2
◇国民・れいわ・参政・保守の弱小政党が大躍進した
・際立った意見を表明する政党が今後も台頭し、社会の混迷化は一層進むだろう
◇保守的な政党の自民と維新が激減した
・無駄な税金を使い続ける保守主義の政党に国民が警鐘を鳴らしたと言えるだろう
◇比例で立民と国民を足せば61(64)となり、政権交代も可能だった
・国民の負託に応えることすらできない2党の確執が今後も尾を引くだろう
公明と共産は、変革を阻む特殊な内部事情によって漸減(ゼンゲン)は致し方ない流れだろう。その代償が際立った主張を繰り返す弱小政党の台頭である。世界情勢が不透明さを増す中においては、単純に歓迎する余裕は持ち合わせていない。
ただ気になった選挙区があった。議員がやってきたことを選挙民がきちんと判断しなかったと思われるのだ。東と西のとある選挙区である。旧統一教会や裏金等々にまみれながらも、批判に怯(ヒル)むことなく反省すらなく、薄氷の当選とダントツの票を集めての当選を果たしたのである。
選挙民は何を考えているのだろうかと思う反面、どうして有力な対立候補を擁立できなかったのかと逆に野党の不甲斐なさを想ってしまった。対岸の大統領選挙では信じ難いような選挙戦が繰り広げられているが、日本の斯様(カヨウ)な現状を見るにつけ批判なんてできようがないと想った。