大きく”もえるゴミ”とあるが、ゴミを捨てる口に”プラスチックカップ”と書いたシールが貼ってあった。プラスチック専用のゴミ箱?と解釈して捨てられずにいると、駅員が歩いていたので訊ねる。そちらは管轄外なので解りませんという。本人は別のJRだと言わんばかりだった。そこに待ち合わせした友人が来たので、こんなゴミ箱があるが?と言うと、ここはプラスチックと一般ごみは分別していないので、、、
再生するんだったら分別するのだろうが、一緒に燃やしてしまうということだろうと解釈した。専門家の先生もゴミとプラスチックを一緒に燃やすと高温になって燃えやすいと本に書いていた。小生もその本に影響されて、少量のプラスチックを料理バサミで裁断して捨てることがあったが、地域によっては堂々と行われているんだと安心した。
環境問題として考えれば、商品のパッケージに使われているプラスチックが多過ぎることだ。レジ袋有料化の取り組みをする前に包装の非プラスチックを推進すべきだったのだろうと思う。分量からすればレジ袋の何倍かの量になるだろうから、海洋ゴミ問題には効果てきめんだろう。業界に影響が少ない安易な策を取ったのだろうが、殆ど無意味だし、新たな包装への開発意欲をも阻害する愚策としか言えない。ここ十年の国のほころびを象徴するような施策である。
注1 海洋ゴミに占めるポリ袋の割合は0.4%と言われている。
注2 世界的にレジ袋規制が背景とはいえ、お茶を濁しただけの愚策
注3 ゴミで多いのは、漁網等41.8%、ボトル7.3%、ブイ10.7%(環境省)