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ヨットなのに何でエンジンというなかれ、このエンジンが無ければどこにも行けない。
無理をすれば、エンジン無しで風に任せてどこへでも行けそうに思えるが、私はできない。
この写真(4JHの115PS)は、東京湾マリーナで講習会に参加した時のものである。
40~50フィートのヨットで、燃料を800Lとか1,000L積んでいる外洋ヨットなどは、
エンジンのみでグアム辺りまで走れるようにカタログに載っている。
因みに、地球一周は4万㎞で海の単位で言えば、21,600海里(360度×60分×1海里)である。
1海里=ノットは、1,852mだから、時速10ノットだと1日に240ノット。
即ち、90日で世界一周できる計算である。
しかし、平均10ノットは夢のまた夢、普通は5、6ノットなので、180日間あれば世界一周
という可能性がないわけではない。
(昔、セイルトレーニングで乗船した全長46mの帆船『海星』だったら、不可能ではない)
勁草丸のエンジンは、1時間に2L~2.5L の燃料を消費する。
エンジンを使ってとなると
世界一周に180日×24時間×2.25L=9,720L 1L150円として 145万8千円の燃料代となる。
燃料タンクが100L、予備を100L積んだとして48回の海上給油が必要になる。
やっぱり、海原では真っ白いセールを張って地平線に向かって走るのが一番なのである。