2013年には11兆円と見積もられた福島原発の事故処理費用が、2016年の試算では21.5兆円まで膨らんだ。そして、福島の核燃料搬出が目標の10年遅れだという。多分、その10年も難しいのではないだろうか。それと同時に費用も更に膨らむことになる。電力会社に言いたいのは、福島原発処理が終わらない限り原発の再稼働はやってはならない。全電力会社が総力を挙げて福島原発処理に対処すべきであるということだ。40年超の古い原発までも再稼働の為に巨額の資金を投資するという、まったく天を愚弄するが如き振る舞いは許されない。
巨大地震が必ず起こると言われている。自然の摂理を無視し、核燃料処理さえ解決していないのに原発を動かすという暴挙は、人間の理性を超越したエゴの塊であり、人類を滅ぼそうとする悪魔に乗っ取られたとしか言いようがない。自然災害の多い日本列島は、自然災害ではなく、悪魔にそそのかされた人間の仕業で住めなくなってしまうのだろう。あのオウムの信者と一緒で、彼ら電力会社やそれを取り巻く連中を改心させることは不可能であり、日本列島から人類が消え去るのもそう遠い日ではないかも知れない。