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JR九州のモラルハザードは相当進んでいる?

JR九州の子会社が大変なことをしでかした。恐らくは子会社を整理して出直すことが肝要だと思われる。

日韓の高速船で浸水があったにも関わらず隠ぺいし、社長の指示と了承のもと、記録を改ざんし、警報センサーも改変していたというから質(タチ)が悪い。即刻レッドカードである。なにも事故が起こっていないという反論でもしようものなら、即刻商業登録抹消・永久追放だろう。

「あの知床の事故を何と心得るか、この馬鹿者目が」と、水戸のご隠居でも啖呵を切るだろう。旅客の生命と財産を守る使命がとうに忘れられている。知床の事故も京都嵐山の川下りも今回の日韓高速船もみんな金儲けだけしか考えていない節がある。

要因は、JR九州全体の収支悪化ではないだろうか。どうせ鉄道では儲からないという方針で多角化を進めた結果ではないかと思う。やはり、肝心かなめの本体が儲からなければ多角化は瓦解する。ではなぜ本体がダメなのかと言えば、九州新幹線の構想自体が質が悪い。既設の駅との相乗効果を断ち切るような新線では儲かるわけがない。誰がローカル線を赤字にするような計画を策定したのか不思議である。

ローカル線の駅では新幹線駅と同じには出来ないというならば、ローカル線駅を新幹線駅にくっ付けるための接続線を造るくらいの発想がなかったのかと思う。一つでだめなら二つで稼ぐという発想こそ利用者重視の本来の姿である。そういう視点を欠いた経営が今回の結果を招いたものだろうと推察する。
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