先の大戦末期、米英の国旗を破ろうとした子供を叱って「一国の尊敬を集めているものを侮辱してはならない」と止めさせた教師の話しが新聞に載っていた。あの戦争の末期に、そういう言葉を躊躇なく発する先生がいたことに驚嘆すると同時に、戦争で廃墟となった日本にも希望の芽が土の下で生き長らえていたことを知った。
”隣国に敵をつくるな”が平和にとって最重要事項だと、今回のウクライナ戦争で痛切に感じる。その隣国である韓国や中国、ロシアとは友好のゆの字もない。一度揉めだすと、日本の国旗は街中の至る所で引き裂かれ燃やされてしまう。そういう光景を目の当たりにするが、日本ではあまり見かけない。韓国や中国は儒教の国として日本の先生に当たる国だが、実態はとなると甚だ怪しい限りである。
だが、この10数年の僅かな期間に、日本でも礼節に欠ける行為がちらほら目について、お互いさまと言われそうで気懸かりである。