自民党総裁選に出馬した候補者の一人は17日夜に放送されたTBS番組で、自身の推薦人に派閥裏金事件で役職停止処分を受けた国会議員が含まれていたことに関し、「どの方を入れるかは選対、チームに任せた。翌日の新聞まで知らなかった」と述べた。 推薦人20人のうち裏金関係議員は13人を占める。(時事通信)
この報道が正しいとすれば、開いた口が塞がらないというか完全に舐めているんだと思うしかない。推薦人確保で必死だったはずなのに、「選対に任せて知らなかった」と平然と言ってのけるとは。時事通信が報道しなければ、自民党関係者以外は蚊帳の外の総裁選=総理大臣選出が、まさしく裏金問題をせせら笑うが如くの茶番劇になっているのである。
各候補者の支持率報道から、”もし〇〇”との危惧が各方面から上がったのだろう。そうでなかったら今頃になって、こんな重大な倫理欠如の報道がなされる筈はないからだ。要は、国民の与り知れないところで一国の総理が決まる危うさが露呈したということである。