社会が封建社会のように、会社も政治家も他人に譲らない世襲制になってしまった。
年代ごとの非正規雇用の割合に愕然としてしまった。
20代 28.6%
30代 21.9%
40代 25.2%
由々しき問題である。正式には忌々しき問題なのであろうが、由々しきでは腰砕け感が否めない。それほど大問題なのである。
厚労省曰く、非正規雇用=有期・パート・派遣労働として、「非正規雇用労働者の雇用の安定や待遇の改善を図り、「頑張る人が報われる社会」の実現を目指す」としている。だがしかし、雇用の安定・待遇の改善などできるわけがない。何故なら、有期雇用=雇用の不安定 と待遇の悪い=低賃金を会社が求めているからである。つまり、安い賃金で価格競争に勝ち残りたいのである。その本質は、品質競争に勝てない=高品質の商品を造る自信がないということである。その結果が超円安となって現われているともいえる。
後10年もすれば、非正規雇用は三人に一人くらいになっているだろう。そんな社会はまさに欧州の一部に見られるような格差社会に他ならない。氷河期世代ではその格差は歴然としているが、それが社会に蔓延しだすと、過疎化とかの問題以上にいびつな社会が出来てしまうだろう。例えれば、住む社会・通う学校・働く職場に差別が醸成されてしまいかねないのだ。
もはや一刻の猶予もない。他国に忖度するような軍事費倍増を止めて、非正規労働者の正規雇用への対策費にすべきである。そうすれば、少子化も年金の掛け損なども簡単に収束されるだろうと思う。同盟国と軍需会社に毅然とした態度を貫き通せるようなトップが出てこない限り、絵に描いた餅になるのかも知れないが、、、