2月の頭から毎日5分でもいいから一本下駄を履こうと続けていたのですが、
怪我してしまい履けないので、
この機会にちぎれそうな鼻緒を交換しようと、
水戸市の小林履物店に行ってきました。
大工町の方にある、スーパーホテルの隣あたりです。
過去にも鼻緒を交換しようとしたのですが、
なかなか対応してくれるお店が無くてですね、
偶然、どこぞのブログで書かれていた、このお店に持って行ってみました。
事前に電話を入れて、実際に下駄を見てみないと対応できるか分からないとことでした。
最近はネットで安く買った海外産の下駄や草履が多くて、
粗悪品になると直せないものも多いとのことです。
一本下駄はどうしてもバランスを崩しやすく鼻緒に負担がかかるので、
生地が丈夫なデニム生地を勧められました。
アフターの画像しか準備しなかったのが失敗ですが、
濃い色のデニム生地と古びた下駄の色合いが良い感じに?!
いろいろとお話も聞くことが出来たし、
偶然にも良いお店と出会うことが出来て満足です。
来店時に店内の下駄や草履などをいろいろと見ましたら、
あら、これ、ちょっと素敵(はあと)
畳の雪駄に魅せられて、ついつい手に取ってしまいました。
とんぼ柄の鼻緒、別名「勝ち虫」なんて呼ばれているみたいで、
とんぼは前にしか進むことができないことから、昔から勝負事や商売事で成功するようにと、
このような柄が存在しているみたいです。
鼻緒の柄は5種類ありましたが、
水戸ホーリーホックが勝利しますようにと、勝ち虫柄にしました。
なかなか人気商品みたいでいつでも5種類の鼻緒の雪駄が置かれてるとは限らないみたいです。
そんな私も、月末に入荷するよと聞いて再度来店した口です。
畳も雪駄もすべて日本製で、もちろん日本の職人さんが作っていて、
値段も税込2000円ちょっとだから、
個人的にはお得な買い物を出来たと思います。
店内を見ても、ネットで下手な買い物するより、
それほど変わらない値段でよい品質の履物を購入できると思うのでおススメです。
修理に持ってこられたものには、鼻緒が切れて歩けないって来店して、
鼻緒の中がビニール紐だったなんで驚きの海外物もあったみたい。
そりゃ、切れるわ。って話ですね。
雑談で、
「雪駄って、20年ほど前に流行りましたよね」
なんて話をしたところ、
「パリコレでモデルさんが雪駄を履かれたのがきっかけで」
なんて話をされ、
「うちの職人が作った雪駄なんですよ」
「えぇ!」
ってなりますよね。その職人が、
「自分が作った雪駄にブランドロゴが付くだけで、値段の’0’が増えるなんて…」
そんな話も聞けました。