ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

「困ったことは起こらない」

2010-04-02 17:41:55 | Weblog
何が「困ったこと」だったって、会社のことである。

「だった」と過去形で語れる今が、本当に幸せなんだけど
マジで、オレが経営者になってはじめて、いやもっと言えば
我が社創業以来の大ピンチに陥ったと言える事態だったと思う。
そして、この一見「困ったこと」に対して、オレの考え方を
「困ったことは、オレ達人間には起こらないんだ。一見困った
ことでも、それはオレ達を神様がひとつ上に上げてくれる為の
練習問題であって、困ったことでも何でもない。
むしろ、レベルアップする為の有難い問題。
そして、オレ達のレベルがアップすればする程その問題集は
難易度が高くなると言う・・・。」
と、考えられたから問題が去った今、なんとも清清しい気持ち
でいられるのだろう。

この危機が起こる直前、オレはレイさんとデートした。
これも、オレの人生はじまって以来って言っても過言ではない、
劇的なデートだった。
時間は短かったけど。
衝撃的なセックスをして、レイさんのこともっともっと好きに
なってしまった。
もちろん、セックスのみで虜になったワケじゃないけど。

レイさんのことをボーっと考えてたら、朝からその出来事が起
こった。
とても詳しくは書けない内容なんだけど、とにかく大ピンチ。
そしてそのピンチな状況は数日続いた。
オレも兄貴も、かなり楽天家なのでいっつも会社でバカ笑いを
かましてる。
でもさすがに、今回は「顔で笑って心で泣いて」だった。
ま、短期間で済ませたいし、被害は最小限に留めたい。
プラス社員にはオレらがあたふたしてるトコを見せちゃいけない。
そんなこんなで、生まれてはじめて仕事絡みでこんなに神経を
つかった数日間だった。

でも今振り返ると、オレも兄貴も途中からおのれを取り戻してたと
思う。
オレはオレなりに、眠れない程テンパりながらも「オレは本当に
今の問題で困っているのか?今の問題が最悪の事態に陥ったとして
どうなる?会社は間違いなく存続するし、オレ達の報酬とて減らす
必要はないし、社員の誰もクビなんかにならないし・・・。
家族がいるよね。
家も取られないよね。
波乗りにも今まで通り行けるよね。
そして、レイさんにもまた会えるよね。
じゃあ、そんなにテンパる必要ないよね。
そしたら、この問題に対してどうやって取り組むか、建設的に考え
ることができる。
そして、この問題に手を抜かず全力で取り組んだら、神様にまたひ
とつ上のレベルに上げてもらえるんだ!」

オレがそんな思考回路になってふっきれて来た頃、兄貴も同じよう
なこと言ってた。

そして、「困ったこと」のように思えた大問題は、思いのほか早く
ケリがついた。
結果として、通常オレらの規模の会社にしてはかなり大きな損害を
被ることにはなった。
但し、オレも兄貴も「コレぐらい行かれてもしょうがねーよな」って
覚悟してた規模よりはかなり少なくて済んだ。
だから、この「困ったこと」は「有難いご褒美」になった。
なんでかって、この問題に取り組むことによっていろんなコトを学ん
だし、何より兄貴・家族との結束がハンパなく強くなったと思う。
社員とも。
そして、自分の会社への愛着がとてつもなく大きく育った!
あの数日間が終わって、失ったものは物理的にあるけれど、会社やって
れば誰もが経験するであろう一大事を、オレらはこんなに若くして経験
してしまったので、これから何十年と会社をやって行く、むちゃくちゃ
大きくて強固な自信がついた。

「困ったことは起こらない」
この言葉は、オレが大好きな日本一の商人の斉藤ひとりさんの名言だ。
なんで困ったことは起こらない、なのかはオレなりの解釈で言えば前述
の通りだ。
オレは、前の会社で悩んだ時にこのことをひとりさんの本を何十回も
読んで、脳の髄までタタキ込んでいたから、今回の問題に対処できた
と思う。

そして、難題をクリアしたオレと兄貴はまたひとまわり大きくなって、
会社経営者として輝かしい勲章を手に入れたと思う。

何回も言うけど、会社は損害を被ったんだけど、オレも兄貴も心から
今回の貴重な経験に感謝している。

さて、次はこれより大きな問題。
どんな問題を神様がプレゼントしてくれるか、今からワクワクする。

ところで、こんなビッグイベントに遭遇する前のレイさんとの甘い体験
は、もう少し落ち着いたらじっくりと回想していきたいと思います。

ムフフ