ラテン系hard ripper

波を愛するラテン男の日記です。

経営者として身に染みたこと

2013-10-06 14:11:49 | Weblog
草食が会社を辞めた。
それはもう随分前のことで、会社はお陰様でそんなことなどをバネにして、絶好調が続いている。
そんな最中にもう一人が辞めた。
オレよりも年齢はひとまわり以上も上で、会社に入ったのもオレよりも前の人。
オレと兄貴(社長)体制になって、いろんなことが変わっていって、それについて来れなかった。
+プライベートでもいろいろあって、精神的に追い込まれて辞めて行った。
年配だけど育ちざかりの子供が複数人いて、親が事業で抱えた借金の問題もあり、それで悩んでいた
のだけれど、とにかく返済していかないといけないって言う窮地に立たされているし、家族も養って
いかなきゃいけないのに、だ。
給料は、はっきりいってたっぷり払っていた。仕事に見合わない給料払い過ぎてんじゃね?って思って
たとこだったから、辞めてくれたらそりゃラッキーなんだけど・・・。
親の問題とかの相談に乗ってて、とにかくがんばんなよってやっていたのに、こっちの心配をよそに
「今だけの」楽を取って会社を辞めて行った。
少しオレと似たタイプの人で、お人よしでおおらかで酒好き。女も好きだったな。
飲み会とかでよくキャバクラのおねえさんにおさわりして怒られてたし(笑)。
オレも、今の会社に来るまで完全なるフツーのサラリーマンだったので、兄貴といきなり会社やれって
言われた時はものすごくテンパっていっぱいいっぱいで、毎日逃げ出したかった。
すごく前にも記事にしたけど、兄貴はオレと真逆の激情家で、すぐカッとなってケンカっぱやいし、
怒号を浴びせるような人だったのでホントに精神的に参りまくっていた。
それでも、兄貴もオレと同じく経営者新米だったからであって、年月と共にいろんな経験を経て温和に
なった部分もあるし、オレはだらしなくて甘ちゃんで怒られまくってて、いろいろ責められて、でも腐らずに
己を顧みて正して来たって言う自負がある。だからこそ、オレが今まで出会った中で一番厳しい人って
思って恐れおののいていた兄貴に、いつからか認められて時には頼られて、理想の二人三脚経営の状態
を築いて来れたんだと思う。
って、すっかりオレの武勇伝カタリになっちゃったけど(笑)。
それとは境遇が違うにしても、男なら乗り越えなきゃいけないモンがあるじゃん!って思うのに・・・。
だって、あんたは雇われてる身なんだからさ、会社が傾いてもなんともないでしょ?
オレら、会社がダメになったら家から何から全部持ってかれるんだよ。
それを、少しミスが続いてプライベートでも悩み抱えちゃって、縮こまって辞めて(逃げて)っちゃって
どうすんのよ??
仕事の事で悩みが増えたのは、あんたが努力を怠ってなんでも後回し、人任せにして逃げてたからでしょ?
そうやって逃げるから、余計に仕事に追っかけられてミスって、って言う負のスパイラルじゃん。
なんで、自分から行動を起こして現状を変えて行こうとしないんだよ。
もう、これから先いままでみたいに給料くれる会社はそうそうないだろうし、ましてや再就職できるか
だってわかんねえのに。
・・・・・・って、いくら言ったってもう辞めてく人だから仕方のないことなんだけど。
正直、オレも今までの経験も踏まえて、「そんなにだらしなかったら社長にめたくそに怒られるぞ」って
のがあって、細かいことまでいちいち指摘したり叱ったりしてた。
社長に怒られる=お客様に信頼されない=仕事が取れない。
そうなると、会社にとっては不要な人。むしろトラブル起こされたら困るから、いない方がいい人に
なっちゃうでしょ?って。
でも、結果的に言い過ぎてカレを追い詰めてしまってたのかも知れないな・・とか。
もう少し上手な使い方ができれば、カレの長所を伸ばしていい働きをさせられたのかもな・・とか。
いろいろな考えが頭ン中を巡った。
そう考えると、人様を雇うってのは難しいって思う。
自分が壁にぶつかったら、真っ向勝負で乗り切ればいいって思うけど、人様を救おうとするのは骨が折れる。
いや、救おうと思う事自体間違いなのかも知れないし。
ついて来れないならとっとと辞めなよ、でいいような気もするし。それが社会であって、みんな、男も女性も
そうやってしのぎを削ってるんだと思うし。
事実、今回ブログにはこんなヤワいこと書いてるけど、オレ達は冷徹に振る舞った。
「あ、そう。じゃ、辞めなよ。でも、今までより大変な思いすると思うよ」って。
結果が出た以上、もうカレには何の思いも無いし、会社は恐らく足を引っ張る人が抜けて今まで以上に良く
なるだろう。
そして、草食と同じくイヤで辞めてった人達が思いっきり後悔するような、もっともっと儲かってしょうがない、
給料をいっぱいもらえる会社にしてやるぜって燃える思いが湧いてくる。
そういう、いい経験をいっぱい積ましてもらって、オレも兄貴も成長するして行けば会社も成長していくのかな?
こういう経験は、幸いなことに経営者と言う仕事をさせてもらってなければ味わえないことだと思う。
今回は身に染みたけど、オレの身のまわりに起こるすべての事に改めて感謝!!