【会いたかったよ】
東北大地震で多くの方が津波や家の下敷きになりお亡くなりになりました。
この絵は大地震の犠牲者たちの悲しみをあらわしています。
女の子は大好きなおかあさんを亡くしました。
「おかあさん、お母さんはどこに行ってしまったの?会いたい・・・・・。おかあさん。」
悲しみにくれる女の子は泣き出してしまいました。
悲しくて悲しくて泣きました。泣き出した女の子をそっと抱きしめたおかあさんがそこにいました。
「あなたはひとりじゃないんだよ。おかあさんはあなたの心の中に永遠にいるからね」
女の子はおかあさんを想う気持ちが強いのと同じように、おかあさんも女の子をずーっと想っていたのです。
想いは想像され姿になります。その姿は女の子をやさしく包み込みました。
お互いの想いが通じた一瞬ですね。
「絆」っていいものです。
国立新美術館 2013年 アンデバンタン展より