女性特有がんには、乳がん・卵巣がん・子宮頸がん・子宮体がんがあります。
現在、子宮がんの半分以上を占めていて、若い世代に増加してきている子宮頸がん
についてお話します。
<子宮頸がんは、どんな病気なのでしょうか?>
子宮がんのひとつで、子宮の入り口付近にできるガンです。
原因としては、90%以上ヒトパピローマウイルスによる感染といわれています。
ヒトパピローマウイルスは、皮膚粘膜をとおして感染します。
「性交渉のある約80%の女性が、80種類以上あるヒトパピローマウイルスの
いずれかに感染する」ともいわれています。
ですが、 ヒトパピローマウイルスに感染したら必ずというわけではありません。
ヒトパピローマウイルスに感染しても体が排除してくれれば発がんには至らないのです。
また、子宮頸がんの発症リスクが高いといわれるヒトパピローマウイルスの型は
今のところこの「HPV16型」と「HPV18型」なのです。
一方、一生涯で子宮頸がんになる人は、74人に1人というデータも紹介されています。
例えば、学校の一クラスが35人くらいとすると、二クラスに1人は子宮頸がんの女性が
いることになるでしょう。
<子宮頸がんが若い世代に増えている>
今まで、子宮頸がんは、40~50代の女性に最も多いとされてきました。
しかしながら現在は様相が変わってきているようです。アラサー女性にそのピークが
移ってきているのです。理由に性交渉の低年齢化があるようです。
感染後、感染が続いて平均10年すると発症につながるそうです。
もし、20歳前後で性交渉があったとすれば、30歳くらいでなるかも・・というのは理解
できますね。
<10年先の未来にどうなりたいかは、あなた自身が決めること>
30代といえば・・
「妊娠出産で家族が増え生活を充実させていきたい」
「バリバリ仕事をしてキャリアを積んでいきたい」
「やりたかったことを始めたい」と考えるころでは・・。
もしも、私がこういう時期に子宮頸がんに罹ったら、絶望の淵に立たされたような気が
します。
いろいろな治療法があるということですが、時機を逸すると命のためには子宮全摘を
覚悟しなければならないこともあるのです。
子宮は、あなたの腕に赤ちゃんを抱くまでの間、赤ちゃんを育むところです。
<いつまでも健康で明るい毎日を>
子宮頸がんは、性交渉で感染するヒトパピローマウイルスが原因といわれます。
とはいっても性交渉は、愛する人との大切なコミュニケーションのひとつ。外せるはずも
ありません。
これからの若い方は、若いうちから自分の健康について考え、必要以上に怖がらずに
自分の人生を楽しんでほしいですし、パートナーがいる方はふたりの時間を大切に過ごし
ていただきたいなと思います。
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子宮ガンもその他のガンも予防したい、手立てを探しているという方を応援しています。
ガンの予防については、こちらのホームページ『チェンジマイライフ』
テーマA ~ガンと無縁の生活~ をご覧ください。
→ http://kenmori-04.sakura.ne.jp/index.htm