去年の旅の思い出。
北鎌倉お寺巡りも、円覚寺が最後。
↑ 北鎌倉の改札口を出て。
↑ 東海道線の踏切。
↑ 円覚寺の前には、大勢の観光客が。
↑ 北鎌倉駅に電車が着くたびに、大勢の人が流れてきます。
↑ 円覚寺総門。
鎌倉時代後半の弘安5年(1282)、ときの執権北条時宗が中国・宋より招いた無学祖元禅師により、円覚寺は開山されました。
開基である時宗公は18歳で執権職につき、無学祖元禅師を師として深く禅宗に帰依されていました。
国家の鎮護、禅を弘めたいという願い、そして蒙古襲来による殉死者を、敵味方の区別なく平等に弔うため、円覚寺の建立を発願されましたとか。
↑ 円覚寺案内板。
↑ 山門
三門は三解脱(空・無相・無願)を象徴するといわれ、諸々の煩悩を取り払って涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門とされています。
↑ 山門。
↑ 仏殿。
仏殿は、円覚寺のご本尊が祀られている建物です。
大正12年(1923)の関東大震災で倒壊しましたが、昭和39年(1964)に再建されました。
禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物です。
↑ 仏殿案内板。
↑ 模様子ものが行われたようです。
↑ 選仏場
選仏場とは、仏を選び出す場所という意味で、修行僧の坐禅道場のことです。
元禄12年(1699)に伊勢長島城主松平忠充が、江戸の月桂寺・徳雲寺住職一睡碩秀の薦めにより、大蔵経を寄進するとともに、それを所蔵する場所と禅堂を兼ねた建物として建立されました。
↑ 居士林
「居士」とは在家の禅の修行者を指し、居士林は禅を志す在家のための専門道場です。
もと東京の牛込にあった柳生流の剣道場が、昭和3年(1928)柳生徹心居士より寄贈され、移築されました。
現在も学生坐禅会、土日坐禅会、また初心者でも参加できる土曜坐禅会が定期的に開かれています。
↑ 方丈庭園
本来は住職が居住する建物を方丈とよびますが、現在は各種法要の他、坐禅会や説教会、夏期講座等の講演会や秋の宝物風入など、多目的に使われています。
↑ 妙香池 。
創建当初よりある放生池で、江戸時代初期の絵図に基づき、平成12年(2000)、方丈裏庭園と合致した自然の姿に復元しました。
向こう岸の露出した岩盤を虎の頭に見立てて、「虎頭岩」と呼んでいます。
↑ 舎利殿
舎利殿には、源実朝公が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られています。
鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。
↑ 開基廟。
↑ 黄梅院。
円覚寺の中でも最も奥に位置しており、黄梅院を見てから引き返していくというのが私の円覚寺参拝。
私の定番コースにもなっています。
円覚寺の拝観出来る塔頭の中でも美しい庭が特徴的です。
↑ 訪れた時には。
↑ 黄梅院。
↑ 聖観音堂。
↑ 黄梅院本堂。
黄梅院(おうばいいん)は、第十五夢窓疎石(夢窓国師)の塔所。
本尊は:千手観音菩薩。
↑ 黄梅院を後に、戻ることに。
↑ 妙香池を横目で見ながら 。
↑ 円覚寺方丈門。
↑ 白鹿胴。
↑ 仏殿の脇を通り。
↑ 円覚寺の総門付近の紅葉。
北鎌倉の旅でした。