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🤳《不易流行》🤳あしたの詩を唄おうよ…🎵

 故郷は遠くにありて・・・忘れかけてた【遠い背景の記憶】原点回帰[67]【鮮魚の匂い】 

2022-07-22 | こころの旅
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 [文芸 昭和32年2月掲載) 実業之日本社=昭和56年9月25日初版発行版]
 【鮮魚の匂い】は、作者が豊津高校に通学していた時代の回想をもとにした短編で、自伝的な要素
をもついくつかの作品とも共通した内容だが、その中でも早い時期に書いただけに、新鮮な味わいが
ある。特に、昭和33年に平凡出版から刊行された【雪の記憶】の原型の様な作品であると私は、確信を
持った。何故なら、冒頭の文面から察する事ができる・・・
 [十六歳の冬、豊津中学校に転校して間もなく、主人公は一人の女学生に恋した。通学に新しく越し
  てきた苅田町から、九州の東海岸を走る日豊線で行橋町に下り、田川線に乗り換えて豊津で下車
  する。敗戦直後のこととて列車の接読が悪く、早朝暗いうちから家を出なければならなかった。最初
  にその少女に遇ったのは、その日豊線の汽車のなかであった。」・・・・・日活映画《北国の街》でも
 同様の場面がある。(原作とロケ地と場所が違いますが・・・学制改革直前の頃の時期であった)・・・







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