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セル・オートマトンとマルチ・エージェントの違い

2004-10-06 01:29:00 | 学問
よく聞かれる事ですが、何が違うのかという事です。

ある論文によると、セル・オートマトン(Cellar Automata:CA)は、近傍の状態遷移に依存があり、距離の概念がかかす事が出来ない。しかしながら、マルチ・エージェント(Multi Agent:MA)は、距離の概念が無く、自律性に基づいた行動を行い、近傍への依存性がCAよりも低い事とされています。

そうすると、1つの疑問が出ます。

両方を合わせる事が良い事になるのか?

基本的に大きく違うのは何か?

私の意見としては、自律性がもっとも大きな所だと思います。

自律性も近傍の状態遷移への依存と変わらない人工知能だという考え方もあるかもしれません。
しかし、自律性は、単体で成立するもので、近傍に限らない環境下の情報を感知し、適応する事が自律になると思います。

だから、環境のより具体的な把握には、CAのような設定能力が必要になるのではないかと思います。

CAは、画像認識では多く利用されています
特にニューラルネットワーク(Neural Network:NN)と組み合わせたセルニューラルネットワーク(Cellar Neural Network:CNN)としての学習方法の利用が多いです。

そのため、CAとMAを合わせる時には、自律性と近傍の状態遷移の認識方法の違いを明確にしなくては、違いが述べられないと思います。

この手の分野の現状の利用は、いろいろありますが、違いをきちんと押さえられている方がどの位いるのか、知りたいです。

たぶん、違わないと言われる方が多いような気もしてならないです。

MAの専門なので、違わないと言われてしまうと、立場が無いので、もっと明確な答えを探そうと思います。


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