NPO法人 太陽と水と緑のプロジェクトのブログ

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はじめての35人講義in アムラワティ大学

2016-12-09 | 活動報告

インドに着いてからもうすぐひと月。

今回は、ご縁をいただいて、アムラワティ大学で講義を持ちました。

講義内容は、
ハンドメイドのソーラーパネルとLEDランプを作ること を通して、私たちNPOが大切にしてきたこと、日本が誇ってきた技術や文化などをお伝えしています。

受講くださった学生さんは男女含めて、35名。

うち、村からの参加は11名。

実践では、6つのチームに分かれて協同作業です。


今回、講義で作ったLEDランプを使ったソーラーシステムを、
8日間の連続講義のあと、実際に彼らの家に取りつけてきます。





講義は基本的に英語とマラティ語、ヒンディー語で行っています。

もちろん、私たちは英語だけ。

現地語には、今回アムラワティでの滞在を手伝って下さっている現地の方に通訳をお願いしています。


それから、使った道具は戻すことを徹底したり、

毎朝8時になったら人が揃う前でも講義を開始したり

ただ教えるではなくて「なぜ、そうするのか」ということを自然と考えてもらうよう工夫をしました。

はじめは、8時の開始時間に1人、2人だったのが、講義が進むにつれて、途中から開始時間の前に半分以上が揃うまでになりました。


「KATADUKE(片付け)」と掲げた共通の道具机も、

終了時間には整頓されて毎日きれいです。




LEDランプやソーラーパネル作りに入ると、一気にみんなのやる気に火がつきました。

朝8時から、休憩もそこそこに、夕方の17時までみんな続けた日もありました。


「なんとなく」から始まって「楽しいから」、毎日、早く、来る。

このながれが、よい循環になったようです。





特に、村の学生さんは、プラス・マイナスの基礎知識から始まって、

今や自らはんだごてを使ってLEDランプを作って電圧や電流のはかり方から消費量のことまで分かるまでになりました。

「はじめは何だかわからなかったけど、

やっていく内に勉強するのがどんどん楽しくなった」

と村の学生さんたちが言ってくれました。






30余年の教員経験を持つ代表も、「現役時代よりハードだ」と言いながらも、毎日学生さんたちの成長を目の当たりにして、とてもやりがいを感じていて幸せそうです。



私たちがひとつひとつ、失敗を繰り返しながら学んできたことを、ようやくアウトプットできる機会をいただけて本当に嬉しく思います。

ブログ担当の副代表はちなみに、はじめて「せんせい」と呼ばれて、それだけで感無量です。


さて、取り付けのことはまた今度に。



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