朝倉かすみ著《田村はまだか》
良かったです!
おもしろいと言うより
良かったです!
深夜のバー。小学校のクラス会三次会。
40歳の男女五人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。
そんな感じで
「田村」を待っている間に
一人一人の人生模様が短編で描かれていきます。
バーのマスターも良い感じに参加しています。
この5人はカウンターに座っていて
同じ方向向いて
マスターだけが全員の顔を見ています。
誰も大成功しているわけでなく
多分、今の自分は
小学生のころイメージしていた40歳ほど輝いているわけでなく
思い通りにいかないことばかりで・・・
でも何とか頑張っている!
この日の同窓会を楽しみにしている。
そんな空気がとっても良かったです!
自分もそのバーで一緒にすわっていて
同級生の話聴きながら
自分のこの何十年かを振り返っている気分にさせてくれます。
読んでいると同窓会したくなります。
バーで飲みたくなります。
わたしは・・・同窓会では・・・
昔のこと全く覚えていない方らしく
「○○の好きだった子は△△」
「○○は部活で・・・」と
友達の話にいつも
「よく覚えてるねぇ」
「うっそー!!そんなことあったけー」
というタイプ
お決まりの昔話を
お決まりの子が振り返って
お決まりのリアクションで笑い転げる
そんな時間がたまらなく良い😀
「田村はまだか」
ドラマ化してくれたら良いのに😃
どんな俳優さんが
誰の役のイメージかな?
そんなことも空想しながら楽しめました!
40歳以上の方に!!
楽しみにしていた同窓会が
コロナ渦でなくなってしまって
ガックリしている方に!!
オススメです😍