暑い日が続きますねー
現在の外気温は32℃のようです。
今週末は35℃の予想も出ています。いつまでこの暑さが続くのか・・
去年のブラインドの記事の時も書きましたが、
外の暑さが室内へ入ってくる熱エネルギーのうち約70%は窓から入ってきます。
実は、○○は普通以上に家の中に熱が入ってきやすくなるのです。
この○○とは?
「庇やオーニングが設置されていないウッドデッキ」です。
実は展示場にもあるんです
リフォームしたときに後付したもの。
このようなウッドデッキには、直射日光が当たります。その直射日光によって、ウッドデッキの床の表面温度が外気温より、ずっとずっと上がります。
何度になっているのか、表面温度を測れるの計測器で測ってみました。
何と62℃もありました。(現在の外気温は32℃)
この床にたまった熱が、放射によって飛び出して窓ガラスを直撃!
そしてその熱が窓ガラスにじわじわと吸収されます。
ちなみに外のガラスの温度もはかってみました。
外側のガラスの温度は38℃
このたまった熱が伝わり室内側のガラスの温度も上がります。その室内側の熱くなったガラス面から、室内に向かって再放射され、室内をより暑くするのです。
こんなイメージです
さて、もし庇やオーニングがあったらどうか?
展示場にはオーニングを設置しているので、オーニングで日陰になっている部分の温度を測ってみました。
日陰部分の表面温度は?・・
32℃かなりの温度差がありました。
日陰部分の窓ガラスの温度は?・・
見えにくいですか゛32℃
日陰部分のウッドデッキの温度と同じですね。しかも外気温も同じ
まとめると
こんな感じです。日陰を作ってあげることって大事ですよね。
さてさて室内側はどうなっているかというと・・
室内側の窓ガラスの表面温度を測ってみると??(直射日光が当たっている側です)
えっ、24℃?
あれ?熱が伝わって熱くなってるんじゃなかったの??
実はこの窓、トリプルガラス。
ガラスとガラスの間には空気層があり、その空気層にはアルゴンガスが封入されているので、断熱性能に優れているのです。
性能が良いサッシを使うことも大事なんです
(余談ですが、性能の良いサッシや断熱材を使うだけじゃダメきちんとした施工をしないと意味がないんです)
もしや室内のエアコン温度が低い設定になっているのではないかと確認。
なんと除湿のみ
家を新築してから、日曜大工でウッドデッキを作ったりする方も、いらっしゃると思います。
そんな時は、ぜひオーニングやサンシェードを設置すると、もっし省エネで快適な生活を送れますよ!(^^)!
昔の家は、庇がありました。今は家も洋風になり、庇のない家が多くなっています。
暑い日は窓にすだれをかけたり、打ち水をしたり・・新しいものの中に昔の良さを取り入れていきたいですね