「グーグーだって猫である」大島弓子作
全6巻で1巻目の初版は2000年7月30日で、少し古い作品です。
実写版もあったと思うんですが、あまり実写はピンとこなかった記憶があります。
実写よりアニメをやってほしかったなぁ...
話の始まりは、ペットショップで出会った元気のないアメリカンショートヘアの男の子との出会い。
あまりにも小さくて元気がないので思わず連れ帰ってしまったが
無事冬を乗り越え元気に育つ。名前はグーグー(good,goodの意味も込めて)
このマンガ、猫好きだったら超絶おすすめです!笑いあり、涙ありの感動作です!!
そして実話なので、大島先生が子宮筋腫と卵巣がんで入院、手術
その後の抗がん剤治療と、きっと大変だったであろう闘病についてもユーモラスに描いています。
闘病中でありながら、ノラちゃんたちを保護したり、自身だって無理の利かない体なのに
どうしてもほっておけない猫愛がひしひしと伝わってきました。
しかしながら亡くなっていく猫たちの姿はなんとも言えず悲しくて
自分自身が一緒に暮らし見送った猫たちのことも一緒に思い出しながら
ちょっぴり泣いて、でもたくさんのいい思い出をありがとうって言いたいです。
話はそれますが、実は私も2年ほど前、大病が見つかって手術をしています。
コロナ禍真っ只中の入院手術は、家族等の面会が全くできず
心細い中、猫たちの写真を家から何枚か持ってきていて、きっとこの子たちが見守ってくれる!と信じ臨みましたが
私は午後の手術で、ひとり待っている間の緊張と恐怖は思い出したくもありません😿
まさか手術室へ行くのに自分で歩いて、手術台に乗るのも自分でという
軽いカルチャーショックを受けました。
でも、ドラマでよく見るあのキラキラしたライトはしっかり見ました!
手術時間はきっかり2時間で、数時間後には自分でトイレに行ってました。
入院期間は1週間でした。
帰宅後座布団に座ってパソコンチェックなどをしていたら
普段は飼い主に寄り添うことなどしない愛猫が、私の足元にぴたっと体を寄せて
離れようとしませんでした。
猫は猫なりに寂しかったみたいで、なんか暖かな気持ちになりました。
その猫も私が手術をした年の暮れに急逝しました。
動物病院で亡くなったので、死に際にそばにいれなくて、後悔は今も続いています。
グーグーは最期に大島先生と一緒のお布団で寝ることができて本当に良かったです。
大所帯となった大島家の猫ちゃんたちは今どうしているのでしょうね...