長野の素敵な建造物。
目指すは佐久市の貞祥寺さまの三重塔。
カーナビ頼りに中部横断自動車道・佐久南ICで下りて蓼科スカイライン方面。
曹洞宗洞源山貞祥寺は、1521年に前山城主・伴野貞祥が祖父と父の追善供養寺として節香徳忠禅師を招いて開山した。
広大な古刹だと歩き始めたら、何やら煙モクモク?
寄ってみたら、島崎藤村の小諸時代の住居を移築保存しているという。
藤村は明治32年~38年までこの家で過ごしたそうな。どんな思いで囲炉裏の炎を眺めていたのかな?
大磯で生を終えるなんて想像もつかなかっただろうなぁ。
藤村邸を辞してふと見れば図書館入口の石。
図書館ってあの建物かな?
苔が綺麗だ。
紅葉も見事だろうな。
現存する本堂・三門・惣門・鐘楼は創建当時のものとされる、長野県内で最も整った禅宗伽藍。
逆光の三重塔へ。
この三重塔は、明治3年に小海町松原湖の神光寺から移築された。
構造形式は三間三重塔婆・本瓦葺。建築様式は和様。総高16.75m。建立年は江戸時代1781年~1800年頃。県宝に指定されている。
そうして心柱の上部を囲む木枠に竹製のバネを付けて耐震構造になっているというからすごい。
中央間板唐戸の小窓の彫刻が華やかだ。
彼岸の読経と水音だけが響く静寂。
それにしても三重塔の写真ってどうやって撮るんだ?などど俗なことを思う。快晴の順光でも昼なお暗い状態。
塔とは色々と不思議な建造物だ。
ところで洞源湖ってどこだろう?どんな湖なんだろ?とお伺いしたら、なんと寺の目の前のため池。
ま。
佐久平もそろそろ稲刈り。