今朝は雪が積もっているかもしれないと起きてみたら、雨は雪に変わらなかったようだ。晴れ間の見える長野盆地。
色々と済ませて上田へ伯母さんのご機嫌伺いへ。
でも伯母さんは昼寝中というから年賀だけ置いて信濃国分寺さまへ。
上田市国分には聖武天皇が全国に建立を発願した国分寺のひとつである信濃国分寺と尼寺があった。国分寺があるということは国衙もありそうなものだけどそこはよくわかってない。信州大学繊維学部の下あたりにあるのかもしれない。ま。
信濃国分寺は、939年の平将門の乱で焼失後に今現在の場所に移ったとされ、源頼朝が堂塔の再建を誓願したとも伝わる。
境内の三重塔は室町時代の再建で、現存する国分寺再建塔の中では最古とされる。国重文。
三が日には内部公開。
こういう三重塔の中に入れるなんて滅多にない。とてもとても感謝。
構造形式:三間三重塔婆・銅板葺
建築様式:和様
総高:19.7m
建立年:室町時代中期
初層縁廻り:高欄の無い縁
初層柱間装置:中央間板唐戸・脇連子窓
初層組物:三手先
初層軒廻り:二軒平行垂木
本堂で初詣。
鐘をご~ん。
この境内には鏝絵まであるのだ。
それにしても寒い!
上田盆地は雪は無いし長野盆地より晴れの日が多いはずなのになんでこんなに冷え込むんだろ?
震えながら歩道橋を渡って信濃国分寺跡の駐車場へと引き返す。
今とは暦が違うから新春はまだまだ先だっただろうけど、いにしえの人たちも同じように寒いなぁと月を見上げたかと思うと、なんだか愛おしくなるが不思議。
さっき、あがらないで帰るってどういうことよと伯母さんから怒りの電話があった。
ごめんなさいと謝りながら、元気な声でなにより!!!と安心したのだった。