「パビリオン・トウキョウ2021」は「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」のひとつとして、東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京、パビリオン・トウキョウ実行委員会の主催で開催中のイベント。
新国立競技場を中心とする複数の場所に、建物やオブジェを設置し、自由で新しい都市のランドスケープを提案する試み。
会期は7月1日~9月5日。
参加クリエイターは、藤森照信・妹島和世・藤本壮介・平田晃久・石上純也・藤原徹平・会田誠・草間彌生。特別参加は真鍋大度+Rhizomatiks。
藤本壮介のCloud pavilion(雲のパビリオン)は2会場。
第一会場は代々木公園パノラマ広場付近。
第二会場は高輪ゲートウェイ駅改札内。
高輪ゲートウェイ駅は品川駅と田町駅の間に2020年に暫定開業(2024年本開業予定)したJR東日本の新駅。
周囲はこれから。
上空は羽田空港の飛行コース。
この日の空は雲が多かった。
駅舎の中に藤本壮介の雲がみえる。
改札を入れば駅で働く人たちの気配が無い。
改札内の売店も無人。
喉が渇いていた上にどんなシステムかも試したくて入店してみた。
パンは紀ノ国屋さんのパンだ。
そして会計する前からどんな商品を手に取ってるかがわかっている。
ん。
藤本壮介のCloud pavilion(雲のパビリオン)。
クリエイター:藤本壮介
施工協力:株式会社田中工務店
バルーン制作:クラウン・ビー
構造設計:アラップ
藤本壮介のパビリオン・トウキョウ2021へのコメント。
外観があるが壁はなく、しかし内部空間は存在する。しかもその空間は三次元的に非常に複雑でダイナミック。建築では絶対に実現できない、しかし建築的な何かがあるように感じさせる存在が雲なのです。
ここの雲にはピアノが寄り添う。
この日の雲の下には写真サークルの方々が集う。
駅舎からは鉄道が見える。
京浜東北で大井町まで行って東急で帰ろう。
ホームに行けば、建物やシステムはどんなに変わろうと、過去も今も未来も人は電車を待つ。