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今日のころころこころ

2023・3・10 川崎市岡本太郎美術館「第26回岡本太郎現代芸術賞展」。平向功一。Hexagon artistⓇ。宮本佳美。山田愛。山田優アントニ。

川崎市岡本太郎美術館では第26回TARO賞の入選作品展を開催中。

「第26回岡本太郎現代芸術賞展」。
会期は2月18日~4月16日。
「岡本太郎現代芸術賞」は、時代に先駆けて絶えず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突き付ける作家を顕彰すべく設立された。
26回目の今回は、595点の応募があり、23名が入選した。
岡本太郎賞と岡本敏子賞は該当作無し。
特別賞は、足立篤史、澤井昌平、関本幸治、レモコ・レイコの4氏。

平向功一。
「流氓|migrant caravans」。
作品サイズ・400×90×140㎝
素材・岩絵具:膠:木材:鉄:その他


様々な理由で故郷を追われる人々。
移住を決意する。


平向は、安住の地など見つかってない。
と、言うのである。

Hexagon artistⓇ。
「宇宙儀式|Cosmic Rite」。
作品サイズ・500×500×500
素材・情熱:アイディア:人々の協力
宇宙、数字、幾何学模様、鏡、三柱鳥居、八咫烏、パワースポット、スピリチュアルなどなど、現代人が密かにひきよせられる神秘的がキラキラとそこに現出している。





宮本佳美。
「To see tomorrow」。
作品サイズ・162×333.3×4㎝:116.7×90.9×3.7㎝
素材・綿布に水彩:アクリル

もしも明日視力を失うとしたら最後に朝日を見たい。
なんで宮本がそれを理想とするのかわからないけど、エミール・ガレの作品と出会ったことからガラスの表面に映し出される光の写り込みに着目。
人の水晶体は脳の働きに左右されるけど、ガラスはそのままの光をそのままに。



山田愛。
「ひとつに還れたなら|May all return to One」。
作品サイズ・215×500×300㎝
素材・和紙:墨:胡粉:岩絵具:石:他
漆黒の闇に浮かび上がる。
宇宙空間の星々の姿なのか。
それとも地球の海なのか。

・・・
作品の素晴らしさとは全く関係ないのだけど、今回の展覧会は、靴を脱ぐ展示が3作品ある。
わかっていたら靴ベラを持参するか靴を脱いで歩くかにしたのに。とか思ってしまった蛇足。

山田優アントニ。
「portrait」。
作品サイズ・486×391×3㎝
素材・油彩:キャンバス
ひたすらに自分も含めた様々な事象と向き合い、ひたすらに描きつないでいく。
これからの広がり、あるいは狭まり、あるいはが楽しみ。


今年も力作揃いだった。

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