国の名勝・三渓園。
かつては三渓園南門付近まで海だった。

今は埋立てられて、面影を残すのは崖だけで、目の前は湾岸線と根岸の工業地帯。


三渓園には、大正5年にタゴールが二か月滞在したという松風閣があった。
松風閣は、原善三郎が明治20頃に建てた別荘。伊藤博文が名付けたという。
関東大震災で倒壊し、今は展望台が建てられている。
展望台へ。

松風閣跡。



展望台。

目の前にコンビナート。

真下に梅が咲く。




フレアスタックが揺れる。

かいもん丸とあかつき丸だ。


海の天気も気まぐれだ。

豊かな漁場から経済を担う工業地帯へ。
それがどうのではなく、時代の流れ。そうしてこれはこれで安定した風景。
ただ、想定外のことばかり起きる事態になると、なんか揺らいでくる。
全ての過去を捨ててはいけないものなんだなぁと、わけのわからぬことを思う。
