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今日のころころこころ

2019・6・16 横浜の几号水準点 中区・妙香寺 君が代と吹奏楽発祥の地

梅雨の晴れ間というより夏空な日だった。
横浜の高低几号標めぐり。
今日はまずスマホのナビで本牧の妙香寺さまへと向かう。
市庁舎前のバス停から本牧市民公園前行きの横浜市営バスに乗って大和町バス停下車。


スマホのナビによればバス停後ろの山。


階段を上る。
る。が。。
どうしてこう裏から案内するのが得意なんだGoogle先生。
仕方ないからお墓から入る。
こういうお墓もあるのだなぁ。
心地よい初夏の風に無数の卒塔婆がカタカタと鳴る。

表から入り直す。
日蓮宗本牧山妙香寺さまは横浜を代表する古刹のひとつ。
814年に真言宗で創立され本牧山東海寺という名称だったそうだ。その後日蓮宗に改宗し連昌山妙香寺となり、更にその後本牧山妙香寺となって今に至る。




境内には、国歌君が代発祥の地の碑。
君が代が作曲されたのは明治2年秋。横浜に駐屯していた英国陸軍軍楽長ジョン・ウィリアム・フェントン氏が作曲した。
初めて演奏されたのは明治3年秋。越中島での天覧調練だったという。
明治2年~3年までの約1年の間にこの軍楽演奏を習得するために、たまたま禁裏御警備のために薩摩から来た兵士の中の軍学生から30名が選ばれ、当時は
法華宗で連昌山妙香寺だった妙香寺さまで合宿しながらフェントン氏の指導を受けたという。
もうひとつの碑は日本吹奏楽発祥の地の碑。

これは前述のサツマバンドの君が代演奏が日本国洋楽史第一章ということで、妙香寺さまは日本吹奏楽発祥の地。
さて。高低几号標。
上西勝也先生のHPによれば、墓地前の左奥の三基の宝塔の真ん中の台座正面。
でも宝塔そのものが見当たらない。
お伺いした職員さま本当に本当にありがとうございましたm(_ _)m
東日本大震災で宝塔の後ろが崩れ宝塔は破損してしまったと教えていただいた。

壊れた宝塔等は番号を書いて保管しておられた。
きっとこの中のどこかにある!
ということで一緒に探してくださったけど見当たらずでした。
妙香寺さまは、関東大震災の次は失火。失火の次は第二次世界大戦。3度の全山全焼を経ても復興されている。
東日本大震災の宝塔も含めて、瓦礫として破棄するのではなく文化財として修復の日が来た時のために保管されてる姿勢には感動しました。
裏手は山手公園。
また行こう!



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