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今日のころころこころ

2020・12・16 東京藝術大学大学美術館陳列館「PUBLIC DEVICE-彫刻の象徴性と恒久性-」。陳列館1階。

東京藝術大学大学美術館陳列館「PUBLIC DEVICE-彫刻の象徴性と恒久性-」。
会期は12月11日~25日。
この展覧会に興味を持ったのは、以前横浜市内を中心に野外彫刻を見て回ったことにある。楽しみながらも回れば回るほどに不思議だったことは事実だった。人はなぜこんな不自然な目立つものを不特定多数の行き交う場所に設置するのだろうか?
正木門のところで一発くらって陳列館1階へ。


菊池一雄・北村西望・本郷新という物故作家のマケットやスケッチ等を中心に、敗戦後の公共彫刻の始まりと展開を展示する。
本郷新の展示は、風雪の群像を制作するための資金調達ポスターや図面。


北村西望の小さなブロンズとデッサン。

この展覧会のポスターになっている、菊池一雄の「平和の群像」のマケット。
この作品のもとになった報道写真は様々な思惑にもみくちゃにされた。この作品は1951年に電通の記念碑という形で出来た。
このあたりから日本の公共空間に女性の裸体像が建ち並び始めたという。
笠原恵実子の「K1001K(最後のKは反転)」は2015年に制作された戦時に活用された陶器製手榴弾にまつわる作品。1001個の磁器と1001枚のA4紙。

日本の現代彫刻を代表する作家のひとり青木野枝は実作のプランや模型を展示。


やはり日本の現代彫刻を代表する作家・戸谷成雄のコンクリート作品「POMPEI・・79」は1979年制作。

森淳一は出身地・長崎の地形や歴史と彫刻の関係に取り組む。
「Hashima lsland」「Hsashima lsland -D5」は2020年の制作。


1階から2階への踊り場にはくす玉。
「固定/分割-2020」:豊嶋康子:竹・和紙・墨汁・アクリル絵具・紐:2009-2020年。
25日にこのくす玉は割れるという。





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