秋分なのに今日も雨。
仕事休み祭日で道場も休み。本日も図書館&横浜市認定歴史的建造物夜景さんぽ。だなぁ・・・ここんとこ。ま。
横浜市認定歴史的建造物「赤レンガ倉庫」。
所在地・中区新港1丁目
構造規模・レンガ造3階
建築年代・1号倉庫:大正2年、2号倉庫:明治44年
設計施工・(設計)大蔵省臨時建築部部長妻木頼黄(施工)1号倉庫:原木仙之助、2号倉庫:直営
その他・ライトアップ実施
明治44年1911年。
3月、防波堤補修工事竣工。5月、赤煉瓦倉庫2号棟竣工(3階建、長さ149m、幅21m、使用煉瓦数84万1500個)。6月、東京税関支署新橋駅主張所設置。
開港はしたが、横浜村には船が着岸できる岸壁が無かった。1896年、明治政府の重要国家プロジェクトの突貫で第一期築港工事で鉄さん橋が完成した。第二期工事は1899年。東洋初の接岸式ふ頭として新港ふ頭の建設が始まり、保税倉庫として赤レンガ倉庫2号倉庫も造られた。ちなみに、このふ頭は、上屋や倉庫はもちろんクレーンも鉄道も備えた日本国初の近代港湾施設。
中華街をひやかした後、象の鼻からアプローチ。
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新港橋梁を渡る。
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いつもはなんかかんかやっているんだけど、雨だったからイベント類は中止のようだ。
なんで1号と2号の建築年代が逆なのかは不明だけど・・・
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象の鼻側のが、明治41年1908年着工で大正2年1913年竣工の1号倉庫。
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日本国初の荷物用エレベーターにスプリンクラーに防火扉の当時は世界にも希だった最新鋭倉庫。耐震のためにレンガ積みの要所を鉄で補強した定聯鉄構法という当時の最先端技術が使われた。
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2号倉庫は、明治40年1907年着工で明治44年1911年竣工。
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この妻木頼黄という建築家。公務員なのに、チーム名ではなく個人名。明治という時代の度量の大きさを思う。。
この当時の最新鋭も関東大震災で甚大な被害が出た。
月日は流れ、1986年には取り扱いが2000tにまで落ち込み、品目は、輸入は塩蔵野菜に竹箒・輸出はコピー機となって、平成元年1989年に倉庫としての歴史を閉じた。
1992年に横浜市が国から取得し、今はハマを代表するお洒落なスポット。
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どんなかたちでも、残ってよかったなぁ。と、素直に思う。