今日は一日雨だったけど昨日は暖かい晴れだった。
昌禅寺さまの美しいが上に美しい紅葉に夢見心地も、いくら暖かくとも11月の信州。すなわち帰路は生理現象。
城山公園の駐車場から一番近い公衆トイレはたぶん美術館の裏側だ!
彫刻の広場公衆トイレ。
ネーミングは彫刻の広場なれど、トイレは建物の意匠も内装も至って普通の清潔な公衆トイレ。
ここにはいくつかの野外彫刻があるのだ。だから彫刻の広場公衆トイレということなんだろう。
「作品1972」:土谷武:第1回(昭和48年)長野市野外彫刻賞受賞作品。
長野市の野外彫刻を見ていると、長野市野外彫刻賞受賞作品というのが多いけど、第1回の受賞作品はこの作品だったんだ。
重いものを引きずりながらも前へみたいな重量感とスピード感がある。
「ある小さな祠のために」:保田春彦:第2回(昭和49年)長野市野外彫刻賞受賞作品。
1970年代にはすでに神はこの神殿におられたか。
「咬み合う立方体」:堀内正和:第3回(昭和50年)長野市野外彫刻賞受賞作品。
今にも展開していきそうで留まる。
「アニマル」:向井良吉:第4回(昭和51年)長野市野外彫刻賞受賞作品。
大型家電を梱包する発泡スチロールを型にアルミニウムで鋳造したという。アニマルとはエコノミックアニマル。大量生産大量消費でゴミに悩む当時を風刺。
墓の墓標にみえなくもない。
それにしても・・・
どの作品も50年ほど前の作品なのに、まるで今のことのようだな。。
この作品群の道路はさんで西側は長野県立美術館。
そういえば、信濃美術館から長野県立美術館になってから一度も足を踏みいれたことがないと気が付いた。
コロナ禍になってからというもの他県人他県人と区別されることが多くて、無意識につい足が遠のいていたんだなとも気が付いた。
次は入ろう。