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今日のころころこころ

2021・11・24 ながの百景・吉田の大イチョウ。雪の到来を告げるイチョウ。

今日は曇ったり晴れたり冷たいものが降ったり目まぐるしく変わる空模様で始まった長野盆地。
母の顔をみて施設を出たら、よく晴れていた。

大イチョウは黄葉したかな?
11月6日にたずねた時には、北信濃の紅葉は場所によってはそろそろ落葉が始まりかけているというのに、まだ青々としていたながの百景・吉田の大イチョウ。
6日と同じように、しなの鉄道・北長野駅と長野電鉄・信濃吉田駅のはざまにあるながの東急ライフさんの駐車場に車を入れて向かう。
お!すっかり色付いた。

ながの電鉄の踏切を渡る。



日差しはあるけど冷たい北風に黄金の葉が揺れる。









このイチョウの推定樹齢は約900年。
昭和10年に県の天然記念物に指定され、昭和42年に長野市の天然記念物に指定された。
かながわの名木100選めぐりの経験から、この樹齢というのは指定を受けた当時のままをそのまま書き写して、今ならネットにアップして、のことが多い。
この樹齢約900年というのは昭和10年のお話しで、私はミレニアムイチョウと睨んでいる。
ま。
このイチョウが植えられた頃のこのあたりは「荘の宮耕地」だったという。荘園の主の館もこのあたりだったのか、皇足穂吉田大御神宮があったという。荘園制があった頃とイチョウの樹齢が一致してる感触だから、もしかしてご神木として植えられたのかもしれない。
弘法伝説や乳イチョウ信仰もあるけど、どうも、神社の遷座で正保年間(1644年頃)から再び神社の社地となる明治初年頃まで200年以上神社とは無関係だったようだ。

それでも切られることなく200年を過ごしたのは、このイチョウが神々しいということもあるだろうけど、たぶん冬の到来を告げるイチョウだったからじゃないかと勝手に想像する。
今は線路や道路や住宅に囲まれているけど、かつては農村地帯だったのだろう。
今のように至れり尽くせりの天気情報がリアルタイムで入ってくるわけじゃない時代は、経験と観察がたよりだったはずだ。イチョウの色付きを見ながら雪に備えてきたのかもしれない。



雲が切れてみれば、周囲の山々には雪。





コメント一覧

kinntilyann
ほたるぶくろさま
こんばんはでございます(^^)/
ほんとに!!!
長野って美しいと思います。
庭の枯れ枝集めていたら、お宮の御札どーする?と組長さんが来られました。
そろそろお正月ですね。
ほたるぶくろさまにとって明日も良い一日でありますように(^^)/
ほたるぶくろ
神々しい銀杏ですね。

どこからどこまでも、長野は美しいです。
素晴らしい。。。
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