平塚市美術館へ。
「造形作家/玉田多紀 ダンボール物語」。
会期は6月24日~9月10日。
撮影可。
玉田は15年ほど前からダンボールを素材とした立体作品の制作を続ける。
ダンボールをパルプに還元し粘土状にしてダンボールの色味を生かして造形し命を吹き込こみ物語を紡いでいく。
「お尻の物語」
立ち向かうその先にあるものは もう振り向くことはしたくない 未来へとつながる道を進もう
「恐竜の物語」
守るべきは何か らしさとは何か 本当の自分を探し続ける
「アネモネの物語」
植物には聖霊が宿るらしい 花言葉は“あなたを信じて待つ”
「金魚の物語」
すべては魅するため 彼女たちのランウェイは 途切れない
「カエルの物語」
私たちは見張られている 彼が大きいのか 私たちが小さいのか お互いに対等な立場である
「イモリとカエルの物語」
その一つとして役割を全うする 馴染ことを選ぶと見失う
「絶滅危惧種の物語」
抗わない受け入れる 今この時を生きている 私たちに向けられる視線は 冷ややかだ
「サカナたちの物語」
キラキラ光る世界で 彼らの吐息が粛々と広がる
「蓮太郎物語」
蓮から生まれた蓮太郎 成長を続ける旅
「作家の物語」
楽しかったな。
外は真夏。
紫陽花咲く。
平塚は七夕を待つ。