東京駅丸の内駅舎の北口には東京ステーションギャラリー。
11月2日~24日まで「没後100年特別小企画展・辰野金吾と美術のはなし」展。
明治建築界の異才・辰野金吾。
1854年に唐津に生まれ、時代のうねりに翻弄されながらも学問を続け、1873年に工学寮(1877年に工部大学校に改称。現在の東京大学工学部の前身)に入学し、ジョサイア・コンドルのもとで建築を学んだ。
同期は曽根達蔵・片山東熊・佐立七次郎。この4人が初めての日本人建築家と言われている。
辰野は工部大学校の造家学科を主席で卒業後に英国留学。貪欲に学び、帰国後は建築家として教育者として活躍した。
建築家としては生涯にわたり200以上の建築にたずさわった。今でも22作品残るけど、代表作は日本銀行本店と東京駅丸の内駅舎。
教育者としては、伊東忠太・横河民輔・葛西萬司などを育てた。
今回の展覧会は、辰野が英国留学中に知り合った洋画家・松岡壽との関係に着目。学生時代の資料や東京駅の図面や松岡作品など約70点を展示。
展示室の撮影は禁止だから画像は無いけど、展示方法はなかなかに面白く、私は辰野の滞欧野帳に見入った。明治の国費留学生はすごかった。
もっとも、理屈じゃなくてステーションギャラリーそのものが今も現役で稼働する辰野ワールドを今に伝える。
今回の展示イベントのひとつのワークショップ。
辰野の残した文字やスケッチなどをトートバッグやTシャツに最大10個までプリントできるという。
うん!Tシャツ一枚。
と思ったのだけど、プリントできるのはA4サイズの範囲だけだった。
こういうのはせいぜいが2個までだな(^^;
この文字だけにしておけばよかった。ま!