大腸内視鏡検査の前日のシンプル飯の飢餓状態で衝動買いしてしまった宝島ムックの「ムラヨシマサユキの大きなプリン型で作るお菓子」。
冷静なってみたら、買って家に帰ってからプリンを作ったのでは19時に間に合わないじゃないか。
で、まんま放置。
大腸内視鏡検査用に買ったバナナ、これ絶対に残る。
と思ったら、やっぱり残った。
ムックを開けてびっくり!
なんじゃこのちっちゃな型。
14㎝。
レシピを読んでみたら、大きなプリン型に錯覚をおこしていたけど、普段作るプリンと同じくらいの量の材料だ。いつもは4個作るところをまとめただけだった。
バナナケーキはそのために買い出しにいかなくても家にあるものばかりで出来そうだ。
薄力粉120g
ベーキングパウダー小さじ1
バナナ2本
卵1個
上白糖70g
こめ油などの油80g
プレーンヨーグルト大さじ1
あればバニラエッセンス少々
ほお!
これ斬新。
クッキングペーパーを濡らして絞って型に敷くのか。
かたく絞りすぎて破けた。
ま。
オイルパウンドケーキなんだ。バターをとかす手間がいらない。
オイルが乳化するように材料を混ぜて、フォークで潰したバナナを馴染ませて粉とBPをザルで振るい入れるだけ。
170度に予熱したオーブンで40分ほど。
こんなに簡単でいいんかいな?
いいんだ。
もうだいぶ長い間ケーキは焼いてない。回転台もとっくに処分した。冷ます網も無いからザルで代用。
見た目も味も悪くないし、なによりこの食べきりサイズが嬉しい。
そうだよな。
こういう本を企画する方だってアホじゃない。
少子高齢化。共働き。健康志向。美容命。家事最小。
手作りはただのイメージ戦略であって、実際には手作り料理や菓子は不衛生とかなんとか気味悪がられトラブルにすらなる時代。
そんな時代にそんなクラシックなレシピ本を出すわけがない。
食い物に対するスタンスが違えば、感性も情緒も違ってくる。
この本はどのくらい売れてるんだろ。
でも、手作りをする人たちしようとする人たちがまだまだいるというのは、嬉しい。
さて。次は何を作ろうか。
今日もいまのところ快晴。