昨日は寄り道しながら東京藝術大学大学美術館へ。
東京藝術大学美術学部壁画第2研究室/共通工房(石材工房)兼担教員
工藤晴也退任記念展[OPUS MUSIVUM]+壁画教員22人展。
会期は1月5日~1月18日。
壁画というのは建築物を装飾するものを指す。
フレスコ・ステンドグラス・モザイクが三大技法。
工藤晴也氏は長年にわたり公共建築物や屋外スペースにモザイク壁画を制作し、現代対応する表現を追求してきた。
工藤氏の学生時代から今に至るまでの集大成。
どの分野も現代に対応する表現の追求以前に基礎。
特に壁画は古代より連綿と続く。
研究・復元・己の試作。
時々退任展を拝見するけどいつも凄いなと思うのは、表現者と研究者と教育者の三足の草鞋を履いておられることだ。
床の中央に設置された「いのちの山~大地~回廊~青春の木」。
テーマは東日本大震災。
そして留学時代にチェルノブイリ原発事故に遭遇した体験から制作旧作「メモリアル1~3」。
今のパンデミックと戦争はどんな風にとらえておられるのかな。
どこかで拝見できたらいいなと思いながら地下の22人展へ。