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今日のころころこころ

2024・4・23 黄金町バザール2024 “世界のすべてがアートでできているわけではない”。八番館。八番館裏。

第8回横浜トリエンナーレ開催中。
第8回横浜トリエンナーレと一緒に楽しめるアートプログラム「アートもりもり!」が同時開催されている。
黄金町エリアマネージメントセンターでは、黄金町バザール2024開催中。
会期はヨコトリと同じ3月15日~6月9日。
15回目を迎える今回のテーマは「世界のすべてがアートでできているわけではない」。
山野慎吾アートディレクターは、「私はかつてアートと世界は、各々の差異を理解してひとつになるだろうと考えていました。しかし今は、互いに理解することもひとつになることもなく、双方を意識して知ろうとする努力、つまりは、教育的関係だけが存在しているように感じています」、との言葉を寄せている。
展覧会は8章の章立てになってはいるけど、会場ごとに章が入り混じる。
八重桜散り始め新緑に包まれる大岡川。



八番館。
ここは第5章のアーティストが集う。
第5章:還ってきたOngoing。
黄金町バザールが始まった頃から参加していたアーティストが、キャリアを重ねて、また黄金町に還ってきた。帰ってきたのではなく還ってきた。


柴田祐輔。
開幕当初は質屋であった。
今はスーパー。
次はなんだろ。


山本篤。
どこか懐かしいような官能的な歌が流れる。


作業服を着た男性が出口が無いように見える空間に座り込んでいる。
ライトをもった人物が現れ照らすと、ぐるぐると歩き始める。
その繰り返し。



きしむ階段を上る。

地主麻衣子の映像。
階段の途中には「わたしを追いかけてくる竜」。
階上には「テレパシーについて」。


青木真莉子。


鹿皮紙に古典インクで描く融合の物語。





八番館裏へと向かう。

おや?
ここも会場だったのか。
開ければ、和田昌弘。
2013年の黄金町バザールで和田は、自らチェーンソーを持って山に入り大量に切り出した薪を燃やし続けた。




八番館裏。

クリス・チョン・チャン・フイ。
クリス・チョン・チャイ・フイは第4章。
第4章:アジアとの交流。
今回の黄金町バザールには会期の途中からアジアのアーティストが参加する。
また、黄金町からアジアへと黄金町のアーティストを派遣するプログラムも計画されている。
クリス・チョン・チャイ・フイの映像は、まるで黒澤映画のようだ。



とか思いながら眺めていたら、やっぱり。
1963年の黒澤作品「天国と地獄」の「地獄」の象徴を監督は黄金町の裏通りに求めていたけど、当時の黄金町は色んな意味で極めて危険な場所で監督は断念せざるを得なかったという。
その裏通りで撮影することで赤線地帯の過去を今現在の街の風景に再現してみることを試みる。


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