リーマンショック・サブプライムローン・金融危機についてのドキュメンタリー
岡山シネマクレール
インサイドジョブ
インサイドジョブといは内部者の犯罪を表す。
こちらがユーチューブの予告編
監督チャールズ・ファーガソン
(監督はチャールズ・ファーガソン。
米MIT(マサチューセッツ工科大学)で
博士号を取得した後、政府でコンサルタントを務め、
政治・政府・民間をバランスよく知り尽くした異色の監督)
ナレーター マット・デイモン
2010年アカデミー長編ドキュメンタリー賞受賞
インタビューを受けた人
投資家のジョージ・ソロス氏、
IMF(国際通貨基金)のドミニク・ストロス・カーン専務理事
シンガポールのリー・シェンロン首相
フランスのクリスティーヌ・ラガルド蔵相
米ジョージ・W・ブッシュ政権の大統領経済諮問委員会議長で
現在は米コロンビア大学ビジネススクールのグレン・ハバード学長
米ロナルド・レーガン政権の主席経済顧問であった
米ハーバード大学のマーティン・フェルドスタイン教授
米ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授、
FRB(米連邦準備制度理事会)の元議長であるポール・ボルカー氏
ニューヨーク州の元知事であるエリオット・スピッツァー氏他
ストーリー アメリカの住宅ローンの破たんによって起きた世界不況について
様々な人へのインタビューから、その真実にせまる。
自分の会社がかかわっていても、しらぬ存ぜぬで今だに
高給をもらう知的支配階級を取材する。
感想 リーマン・ブラザーズのCEOだったリチャード・ファルドは
1993年から2007年の間に5億ドル(約526億円)受け取った
と言われる。退職金310億円推定。
政府閣僚に取りいり、法律を改正してまで己の利益を守る強欲な人
ジェット機を何台も購入し、世界中に高価なマンションを持ち
それでも、まだまだたりないというその醜さにあいた口が塞がらない。
仕組みが複雑な事を逆手にとり、自分の会社をリスクにさらしても
平気で会社をやめた時にお金さえもらえれば良しとするその醜悪さと
もう止められないこの人たちの傲慢な顔に腹立たしさを感じた。
私にわかったのはブッシュ・パパ以来めんめんとその流れは続き
今の大統領も、結局同じような流れの中にいて何も変わらず
被害を受けた一般の人は家を追い出されてテント村で暮らしていたという事実。
AIGの当時の損失額は2008年通期で992億9000万ドルとなり、
アメリカ企業史上最大の赤字額となった。
プレス・リリースによるAIGグループに関する記事
ニューヨーク州のクオモ司法長官の調査によると、AIGは13日、
同社の実質破綻(はたん)の原因をつくった金融子会社の幹部らに
ボーナス計1億6500万ドル(約160億円)超を支給した。
100万ドル(約9800万円)超の幹部は計73人。
ボーナスは有能な人材の流出を防ぐ目的だったが、73人のうち11人はすでに退社している。
米メディアによると、AIGは10年までに約400人に対して最大で計4億5千万ドル(約440億円)支払う予定という。