ももたろうシネマ&トーストマスターズ・クラブ

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苦しい事が楽しいんだな

2010-11-16 | 熱い
編集者さま

そう呼んでもいいですか。
Tさん
私がこの一冊のたった一冊の本ができあがるまで
お付き合いくださり今大変感謝しています。

あの時テレビのNHKの番組で
町工場の職人さんがこう言っていました。
「苦しい事が楽しいんだな。」
私はその意味がわからなかった。

映画のエッセイの記事を書いて送った後の怒涛の様な数カ月。

私は昼も夜もなく、仕事をふたつ掛け持ちしながら
自分が書いた原稿と格闘していた。

なんて、稚拙な文だろう、
なんて間違いが多いんだ。
なんて理屈のわからない自分か。
毎日反省を繰り返しながら
こんな文を人様に読んでもらうわけにはいかない。
そういう思いと、映画をもっと人に見てもらいたいんだ、私は。

今生きている事を感謝している、私は。
そういう感情の中で、映画をもっと、ひとりでも多くの人に思い出してもらいたい。
何十年も映画館に行っていない人にも。

それを縦糸に文の一つ一つに織り込み
映画を制作した人への思いと感謝とを横糸に織り込み、
なんとか正確な原題、出演者、映画製作年度、上映時間
監督、原作者、音楽家、取った賞、調べる事は山のようにあった。

でもそうしてもう一度自分の好きな映画を見直し
データを見直して50本の映画について
間違いを見直したあの数カ月は
私の没頭したあの数カ月は
宝物であった。

苦しい事が楽しいんだな

あの職人さんの言った事が
今なら理解できる
そうだ、人は何もかも忘れ
没頭できるその時間は
苦しいけれど楽しいのだ。
今だから言える。

そうして出来たこの一冊の本は
私は作家じゃないけれど、本当に
宝物なのだ。

だから今改めて思う
編集者があなたで良かった。

何度も何度もこの原稿が
私とあなたの間を、行ったり来たりし、
まだこんな間違いがあるのか
自分でくじけそうになるその気持ちを

「自分の納得のいくまでおやりなさい」
熱くそう言ってくださった編集のあなたがいなければ
この本は完成しなかった
ありがとうございます。
「いやされてももたろうシネマパラダイス」
私の本とそれによって出会えた人々、


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
苦しいことが楽しい (シネマ大好き娘)
2010-11-16 05:06:12
奥が深いですね~~

シネマは、いやなことや苦しいことはしたくありません~

宝物ができてよかったですね~

でも、恋愛はときに苦しいことがあるような気がする~

愛は深いほど傷つくこともありますね~
返信する
そうね (いやされてももたろうシネマ)
2010-11-16 22:10:04
シネマ大好きさま>
  いやなこと苦しい事したくない
  そうですよね
  わかります。人間だから。
  恋のフィーリング私には
  うすれつつある
  子供が去年結婚したので
  シネマ大好き様くらいかな~
  と想像しております。
  お幸せに。
返信する