ももたろうシネマ&トーストマスターズ・クラブ

もっと海外に出かけたい!
もっと映画を見たい。
生き生きとくらしたい。

エンディングノート+ハウスメイド

2011-11-20 | 映画あ行
どちらもシネマ・クレール
どっちも良かった。

エンディング・ノート
ストーリー
エンディング・ノートとは法律的には効力を持たない家族への遺書の
ようなものである。
砂田知昭69歳。
会社を退職して2年ほど、やっとこれから第二の人生を
歩もうとする矢先、
彼に末期がんがみつかる。

感想
会社人間で、熱血営業マンだった主人公の彼が
これから、妻とゆっくり人生を楽しもうとしたばかりで
こんなことって、と唖然とした。
 こんなものか人生は。でも決して暗くない。
この砂田さんの人格というか、日頃からの積み重ねてきた
明るさが救い。
 私がこういう立場になってこんなに整然とエンディング・ノートを
家族に残せるかどうか、疑問だ。

 主人公は明るくふるまう、それゆえに家族との最後の
語らいに涙がでた。
 子供や孫にかこまれ、がんは不本意ではあったが
彼は幸せに逝った方ではなかっただろうか。
 映画はドキュメンタリー・タッチで、監督の砂田麻美さんは
撮影・監督・編集全てをこなし、統一感がある。

ハウス・メイド
監督イム・サンス
キャスト
メイド・ウニ(チョン・ドヨン)
主人フン(イ・ジョンジェ)
ヘラ(ソウ)
キム・ギヨン監督「下女」のリメイク

ストーリー

巨大な邸宅に住む一家にメイドとして踏み込むウニ
しかしこの素晴らしく立派なお屋敷には
途方もない欲望がうずまく。
 メイド・ウニは主人フンに求められるまま
関係を持ち、妊娠してしまう。
 それを知った女主人とその母は
ウニをこの屋敷から追い出そうと
やっきになる。

感想
一つ間違えば、安っぽいアダルト・ムービー。
一歩まちがえずに、女の情念や怨念を強く感じた映画にして
面白かった。
 
この女主人を演じたソウはめちゃ美人。
韓国の女優さんて美しい。
 古株のメイドを演じたユン・ヨジョンが圧倒的な
演技力で魅せる。

 屋敷の主人たちがみな出かけたときの彼女の
表情や振る舞いが秀逸だった。彼女のお金を
どっさりもらえば何をしてもいいと言われて
受け取ってきた自分への嫌悪感がよく出ていた。
 しかし韓国の男優ってみんな腹筋がわれてる?
復讐と言うのはわかったのだが
耽美的な雰囲気がラストで壊れなかっただろうか。
意見が分かれる点かもしれない。








最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (シネマ大好き娘)
2011-11-21 04:37:57
どっちも、よさそうやね~~

シネマは、ガンとか知らせてほしくない~~

最近はすぐ告知するよね~~
返信する
Unknown (いやもも)
2011-11-21 05:30:52
昨日はどっちも泣いてる人がいました
それに観きゃくが高年齢でしたです。
コンフィデンシャル(内密に)
って言葉を
砂田さんも使ってたですよ
返信する